わなっかん!
インドのスターの名前の読み方、同じスターでも、ネット・紙媒体を問わず、統一した表記で紹介がされていないことが多いですよね。
紹介文によって表記がいちいち違うので、同一人物のことだとなかなか分からなかったり。。。
それなら、アルファベット表記で確認しようとしても、どう読むのか分からない、それどころかアルファベット表記でさえいくつもあったりして、混乱しちゃいます。タミル文字に幾通りもの読み方があるからなのですが...。
ここでは、当「むんむん's HP」上でとりあげるインド映画スターのカタカナ表記について、ちょこっと解説していきます。
スターの名前の読み方・意味 | ||
ネット上で見かける アルファベット表記 タミル語表記 日本語表記 |
当サイトにおける 日本語表記 |
名前の由来・意味 |
---|---|---|
Jyothika Jothika Jodiga ジョティカ ジョディカ ジョディガ ジョーティカ(ー) ジョーディカ(ー) ジョーディガ(ー) |
ジョーディカ(ー) ※ 「ジョーティカ」と、「thi」を濁音で読まない発音でもOKです。 ただし、ボンベイ出身の彼女ですが、タミルでトップ女優になったので、タミル人には「ディ」と濁音で発音する形で一番親しまれてると思われます。 最後の「ka」は、「カ」と「ガ」の中間ぐらいの音です。(はっきり「カ」と発音しない、という感じかな?) タミル文字の綴りは長音なので、「カー」と伸ばすのですが、最初の「ジョー」の長音に比べると、短めです。名前の最後に長音が来るときは、あまり伸びないのです。なので、カタカナ表記は「ジョーディカ」でも「ジョーディカー」でも、どちらでもよいと考えます。 |
サンスクリット語が語源の名前です。 「Jothi」は(サンスクリット、ヒンディー語では「ジョーティ」、タミル語では「ジョーディ」と読む)は、「光」という意味。 「ika」は、サンスクリット語の接尾辞で「小さいもの」というような意味。 よって、ジョーディカを無理矢理日本語にしたら、「小さい光」。 「こひかりちゃん」と私は心の中で彼女を呼んでいます。かわいいでしょ?(笑) |
Mumtaz Mumtaj ムムタズ ムムターズ ムンタジ ムンタージ ムムタージ |
ムムターズ ※「ムンタージ」「ムムタズ」などにも聞こえますが、日本では、タージ・マハールを語る上で「ムムターズ」として広く認知されているので、この表記にします。 ちなみに、「ムンタージ」で検索かけても、レストランの名前などばかりが引っかかります(笑)。 タミル語起源の名前ではなく、本来は最後の綴りは「z」であるようです。が、タミル文字には、「z」に相当するものがなく、代わりに「j」のタミル文字を当てています。なので、「ズ」と読むのが正しいのですが、素直にそのタミル文字を読んで「ジ」と発音されてしまうことも多いようです。 |
ムガール帝国5代目帝王シャー・ジャハーンの最愛の妻「ムムターズ・マハル」からとった名前と思われます。(ムスリムの名前。)「宮廷の選ばれた者」の意味を持つ。 インドが誇る世界遺産、「タージ・マハール」は愛妻ムムターズの死を哀しんだシャー・ジャハーンが22年の年月と国力を衰退させるほどの財力を費やして建立した彼女のお墓。 「タージ・マハール」や「ムムターズ」という言葉は、インド映画の愛の告白の場面などで頻繁に出てきます。どんな経緯で建立されたかを一度は読んでおくと、そのロマンティックな場面を理解しやすいかも。 女優のムムターズの本名は、「ナグマー・カーン」。シランバラサンの父親T.ラージェーンダルが、自身の監督作【Monisha En Monalisa】('99年)で彼女をボンベイでスカウトし、ヒロインに抜てきした際に、「ムムターズ」という芸名をつけたそう。(野火杏子氏の「マサラムービー物語」の中に撮影当時の写真が載ってました) |
コメント