いろいろビックリした会社帰り【ゴアの恋歌】

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今日は会社を余裕をもって出られたので、東京駅地下街を寄り道しながら、京橋のフィルムセンター(NFC)まで。

まず、ラスカルショップに行って、ラスカルぬいぐるみの新作がたくさんあることに興奮。
やばい、かわいすぎるとついぶつぶつ独り言。
写真も撮ろうかと思ったけど、撮るとそれを見るたびにまた欲しくなっちゃうなとがまん。
(既にたくさんウチにラスカルがいるんだけど。。。)

その後、地下街で安くて速いご飯やがあれば入ろうと物色していたら、開店したばかりらしい、インドカレー屋が。
しかもカレーセットの種類は3つだけなのだけど、そのうちのひとつがインド版おじやとも言える「キチュリ」ではないか!
それにつられて早速600円のキチュリセット注文。

バナナの葉がひいてあるプレートの上に、おおお、本当にキチュリだあ!
まさか本日インド映画を観る前に、こんなインド料理を食べられるとは思わなかった。
明日にでも写真、別途アップします。


で、今日のNFC「インド映画の輝き」で観た映画は、先週の【ミュージカル女優】に続き、シャーム・ベネガル監督作品【ゴアの恋歌】(Trikal −Past,Present,Future 1985年 Hindi)でした。

冒頭から、ナスィールッディーン・シャーさまが登場だわ!キャー!
と思ったらすぐ回想シーンに突入し、ずっとそのまま彼の出番は最後までなかったのであった。
今日はシャーさま以外誰も俳優知らないし、設定がポルトガル領時代のゴアということで、人名がインド系じゃないのばかりで頭に入らず、そもそもゴアがポルトガル領だったことも知らなかった(爆)私は、カルチャーショックというか、混乱しまくり。

ポルトガル領だからといって、こんなにインド人のみなさんが欧米化しているとは。
主要な登場人物のみなさんは誰もサリーとかのインド服着てないし、インド料理食べてないし、音楽はラテン系だし、セリフにポルトガル語がだいぶまじっているし。
(聞き取れたポルトガル語は、「オブリガード」だけ、ですが。。。)
しかも、ポルトガル領ということで、宗教はキリスト教でありながら、「カースト」がある!
「ウチの娘は同じカーストの家の者としか結婚させない」と洋服を着て、十字をきる女性が言うのだ。
カーストが嫌でヒンドゥーから他の宗教に改宗したりするのかなとか想像してたのに、キリスト教でも、欧米化した生活を送っていても、カーストがあるなんて、映画で目の当たりにしてビックリ。

インドって、ほんとに多様な文化の国なのね、と頭クラクラ。

そして、シャーさまの役は、片思いしていた少女の家の女中を身篭らせちゃって、責任取らずにゴアから離れて25年…という無責任な(でも良心の呵責に長年微妙に苦しんできた)男性だったのでありました。
先週の映画に続いて、ダラシナイ役だわ(笑)。


【ミュージカル女優】も【ゴアの恋歌】も、もの哀しいラストで、本来私好みの映画ではないんだけど、どちらも興味深く鑑賞いたしました。


映画帰りも東京駅の地下を通ったらとんでもなくオシャレにリニューアルされててビックリ!
前は夜通るとうら寂しい雰囲気の地下通路だったのに、ねえ。