インド映画祭2003【Shankarabaranam】

いや〜、泣いた泣いた。
観てうるうるする映画はたくさんあるけど、まさにハンカチが必需品、な映画をスクリーンで久々に観たよ。
しかも、お涙頂戴、という仰々しさはないのに、これだけ泣けるなんてすごいや。
笑えるシーンは一つぐらい。
でも、その笑えるシーンが最高に印象的だったな。

あまりにもよかったので、堅い椅子で背中痛い、とかそういうのはふっ飛んでた。
体力的には、この映画の後に上映する作品も観る余裕があったけど、この映画の余韻に浸りたかったので、今日のインド映画祭は、この映画を観るだけでオシマイにした。

映画の後、赤坂見附の「デリー」でランチした。
上野や銀座のデリーより、カフェみたいな明るいお店でいい感じ。
店内に、【ラガーン】のサントラが流れていた。
すごく店内の雰囲気と合っている感じがする。
タミルもののラフマーンの曲の方が、私は好きだけど、【ラガーン】もこうして聴いていると、とても気持ちがいい。

だけど、つい口ずさんでるのは、「しゃんから〜ばらなむぅ〜♪」なんですけど(笑)。

インド映画祭で今回観た3本は、どれも作り手が「映画の力を信じている」のがとても感じられてよかったです。
映画を作るなら、商業的な部分ももちろん考えなきゃいけないのだろうけど、それを意識した上で、映画で人の気持ちを動かせる、何かを伝えたい、何かを表現したい、という衝動が伝わってくる作品ってなかなかない気がする。
いい作品を選んで上映してくださった、インド映画祭の関係者のみなさまに感謝。

でも、タミル映画も観たかったなあ...。【Kannathil Mutthamittal】とかなんで漏れちゃったんだろ?(特別好きな映画じゃないけど、スクリーンで観たかったよう)