Dhum! ナマステ・インディア!

朝10時半すぎ、築地本願寺に到着。

緊張しているメンバーもいるけど、ウキウキなキモチの方が強い私。
控え室で、今日の曲を鳴らしてイメージトレーニング等をそれぞれがしてる。
バラさんに、「Dhumってどういう意味?」と聞いた。
今日踊る曲の映画名だけど、辞書引いても、ちんぷんかんぷんだったのだ。
バラさんは、これはチェンナイで使われる言葉で「こわいものなんかない」とかいう意味だと教えてくれたけど、まだよく分からない。

本番直前、みんなで気合を入れる際、バラさんに一言お願いしたら、バラさんが「タミル語で言ってもいい?」
もちろんもちろん!
すると、バラさんは一言こう叫んだ。

Dhum(ダム)!」

チェンナイのスラングみたいなもので、特に若い人が気合を入れるときとかに発する言葉だったのだ。
(日本でいうなら、「よっしゃあ!」とかいう感じ?)
まさに、今日の私たちのための言葉みたいだね。
単純に感激した。ダム!

天気がよくて、野外ステージは観客がよく見える。緊張はしてなかった。
踊りはじめると、なんと特設ステージは横揺れ。
マジックカーペットの上で踊ってるような感じで、スリルありまくり。(床に気をとられてるうちに、間違えた箇所もいくつもあり。)

でも、バラさんが鋭く腰をくねらせたダンスを見せると、観客がいっせいにどよめいて興奮していくのが、肌でバリバリに感じた。
私はバラさんの後ろで踊ってたけど、後ろにいても、バラさん、すごいー!と感動してた。

観客のみなさんのほとんどがステージに笑顔を向けていた。
私もなんだか、すごくうれしくてうれしくて。

終わった後、いろんな人が声を掛けてくれた。こんなに手応えがあるとは思ってなかったから、感動した。
でも、バラさんがマジにすごかったし、バラさんを盛り上げたい、自分たちも楽しみたい、というバラ組のみんなのテンションも相当あがってて、テクニックうんぬんの話は抜きにしても、きっと見てて楽しいステージだったと思う。

その後も、バラさんたちと一緒に出店のカレーを食べたり(アジャンタのカレーが500円、ドーサが600円だった。普段店じゃ、倍以上の値段だから大チャンスとばかりに食べた!)、他の人のステージに飛び入りしたり、楽しい一日だった。