仕事で自分の夢をかなえるということ

今日、ポールのファンサイトをちらちら見てて、時々訪問してるMさんのページの日記を読んで、すごく感動してしまった。
もうすぐ発売の、ポールのウィングス時代に関する公式伝記本の日本版で、Mさんが翻訳を担当してるんだけど、彼女の長年の夢が大好きなポールに関わる仕事を受けたい、できれば自分で翻訳をして、日本のファンに少しでもポールの気持ちを伝える仕事をしてみたい、ということ。

それがついにかなったということで、今まで紆余曲折があって、卑屈になったり翻訳業そのものをあきらめかけたりもしたけど、翻訳や編集業に関わって長い年月がたち、こうして夢がかなった、というようなことが綴られていて、会社で読んでたんだけど、涙出そうになった。

私もね、昔は英語ができるようになって、ポールにインタビューしたい、だとかレコード会社に就職したいだとか、ぼんやりと思ったりはした。
でも、趣味が仕事になるとつまんなくなるんじゃ、とか余計なことをいっぱい考えて、結局何ひとつ、そういう夢の実現に向かって努力してこなかった。

5月にLAでポールのコンサートを観たとき、ビートルズやポールが好きで好きで、某レコード会社(もちろん、ポールが今でもレコードを出している会社!)に入社したTさんと知り合って行動したけど、彼の話も聴いて感動したし、何もしてこなかった自分のことを振り返ったりした。

私なんて、あれしたくない、これしたくない...と消去した結果、残ったものがたまたま法律で、時には尊敬を受けることもある仕事をしてるわけですが、執着心がない。向上心も同業の他者に比べれば欠けているし、やっぱり、自分にとっての夢がそこにないのかも。
もちろん、この業界も極めれば、誰かを救うことができたり、やりがいがあることはわかっているけれど。

近年は日本とタミルの橋渡し的なことが、いつか何かできるといいかなあなんて漠然とした夢があったりするんですが...。
すぐに成果がでることではないけれど、努力できるといいな、今度は。