[国内]JR東日本「駅からハイキング」結城市探訪

姉と妹に誘われて、初めてJRの「駅からハイキング」に参加。
今回のルートは、母の実家のある茨城県結城市の「紬のふるさと結城まつりへの道」。

3人とも結城に行くのはウン年ぶり。
でも、子供のころ、何度も結城に行ってても、実家は農家だし、町中を散歩したりしてなかったから、「結城紬」のことは名前しか知らないし、他に何が名物なのかも実はまるで知らなかったので、「こんなの知らなかったよー!」と驚きの連続。

とりあえず、結城紬には「結城紬」と、国の重要無形文化財指定の「本場結城紬」の2種類が存在し、「本場結城紬」の方が断然高くて流通量も少ないということを知った。
世間一般の人は、「本場結城紬」を知らずに、少し安い「結城紬」を買って、いわゆる「結城紬」を買ったと勘違いしてしまっているらしい。
紛らわしい(笑)。

ところで今日、開催されていた結城まつり、商売っ気があんまりなくって、のっぺ汁50円也を最初にいただいただけで、お腹いっぱいになっちゃって、しかも寄ったお寺とかでがんがん和菓子やお茶やら出てくるから、ほとんど出費がなかった。
酒蔵に入っても、利き酒を3種類飲ませてもらったけど、全く営業はされなかったし、紬問屋さんでも、「どうぞご覧ください。これが90万円の100亀甲のものです」とか見せる(&さわらせてくれる)だけで、売りつけようとかいう気配ゼロ。
観ただけなのに、「他のトコロも楽しんでってくださいね。ありがとうございましたー」と送りだしてくれちゃうし。
すばらしい。

「本場結城紬」の最高級品の反物展示にはたまげた。
200亀甲、製作期間七年、制作数2反のみ、でお値段は「5500万円」...。

着物に興味はほとんどない私でも、現地の方々に解説を聞くのはかなりおもしろかった。
うーん、すごい文化が日本にもあるもんだ。しかも、自分の田舎にこういうのがねえ。

他にもお寺で、大黒像の変遷を解説してもらったり、渋い一日だった。大満足。