シンブ:"I wanna, wanna sing!" まわり:"オ〜オッ!" シンブ:"I wanna, wanna dance!" まわり:"イェ〜エッ!" シンブ:"Matchan, ready?"...(ダチたち、用意はいいか?)オープニングの曲で、こんなかけ合いの出だしでシンブ登場。 ダンスマスターのラージュー・スンダラムも引っ張りだして、この出だしだけでその後のダンスの凄さを期待。
お〜!
でも、出だしだけで、ラージュー・スンダラムは引っ込んでしまった。ずるっ。もうちょっと一緒に踊ってくれよー。
結局、映画の出来は、このダンスに象徴されてる感じ。
期待した割にはどれも不完全燃焼っていうか。
シンブのアクション、スタイル共にちっともおもしろくない。
人気急上昇中のヒロイン、トリシヤーとの絡みもイマイチ。
ストーリーそのものは、その世代にありがちな素直に相手に想いを伝えられなくて...っていう雰囲気で、【Dum】より全然好感が持てるものの、ダンスでシンブがトリシヤーの身体を触りまくり!エグイよ。
ストーリーとミスマッチ!
正直言って、同時期に公開されたダヌシュの【Thiruda Thirudi】に大惨敗したのは想像に難くない。
ダヌシュは背伸びしないで、等身大でナチュラルなヒーローを演じていて、しかもそれに勢いがあり、周りのスタッフも、低予算の中でやってやるぞ!という気概を感じる映画作りをしてる。
シンブくんは逆に、芸歴が長くて芸達者で器用な分、あれもこれも手を出そう、ブームを作り出そう、というようなのが先行していて何かが空回りしてる感じがした。
たぶん、長期的に見たら、ダヌシュよりシンブの方が将来性は高い感じはするんだけどね、どうにも残念な出来の映画でした。
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