トゥーランドットと美奈子ちゃん

今日で世界フィギュアスケート選手権女子シングルも終了。
荒川静香やスルツカヤが出てなくても、熱戦でした。すばらしい。
明日のエキシヴィジョンまではまだフィギュア萌えー♪

今日は朝、テレビ朝日の【題名のない音楽会】を観た。
荒川静香のオリンピック優勝にちなみ、フリーの演技曲だった「トゥーランドット」の特集。
フィギュアがうんぬんという前に、本田美奈子.ちゃんが、生前最後のテレビ出演で一番最後に歌ったのが「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」だったから、その映像がまずお目当てだったんですが。
(実はオリンピックの荒川静香の演技のときもイナバウアーをやったあたりから、美奈ちゃんの日本語版のトゥーランドットを頭の中で歌いながら観ていたくらいで...)

いろんな人のトゥーランドットを聴かせていただいて、このオペラがどういう内容なのかとか、オペラにからきし疎い私にも分かりやすい解説もあり、大変興味深い番組でした。
背景が分かるとますます聴いてて感銘を受けるし、あの曲をわざわざ直前で選んできて美しい滑りをした荒川静香の意気込みみたいなものも更に強く感じたりします。

本田美奈子.が無性に歌いたくなったので、午後は近所のカラオケボックスへ。
「誰も寝てはならぬ」とか「アメイジング・グレイス」とか「Time To Say Goodbye」とかの晩年のクラシック系挑戦曲があれば歌いたかったけど、そういうのは1曲もなかった。残念。

美奈ちゃんのアイドル時代の曲と洋楽を交互に歌い続け、声がだんだんでてきたかな、と思えてきたラストで、「つばさ」を歌った。
生前にこの曲を聴いたときは、あまりに正当派な前向きな歌、っていうか...気恥ずかしいくらいで逆にひいてしまってたような気がする。
この曲が入ってるアルバムが発売された当時、(レンタルだけど)CDでわざわざ聴いていたのに!

でも亡くなった後に追悼特集番組で観た「つばさ」を美奈ちゃんが歌う姿に、一目でノックアウトされてしまいました。なんで生きてるうちに、こんな体験をできなかったんだろ...。


さてそんな「つばさ」、ヒットしたのかどうかは知らないけど、今や本田美奈子.の代表曲として語られるようになりました。
大サビで「つばさを重ねようーーーーーーーーーーーーー」と30秒声をのばすところが圧巻なんですが、私もそれを真似して歌いまして、(20秒と続かなかったけど)歌ってみると、頭がなんだかだんだんすっきりして、つばさをひろげて雲をつきぬけて飛び続けて、目の前に世界が広がって来るような、おおげさだけどそんな錯覚に陥っちゃいました。
すばらしい曲を歌っていたんだな、彼女。


★★★
今日歌ったカラオケ
※歌手名がないのは全て本田美奈子.ちゃんの曲

Love Fool(カーディガンズ)
孤独なハリケーン
Don't Cry For Me Argentina (マドンナ)
Shangri-la
Don't Stop Me Now (クイーン)
好きといいなさい    ←私が、初めて購入した日本人歌手のシングル盤がこれ
Junior's Farm (ポール・マッカートニー&ウイングス)
1986年のマリリン
Faithfully (ジャーニー)
Ray Of Light (マドンナ)
つばさ