本は読み終わりました

野火杏子先生の「マサラムービー物語―インド娯楽映画超入門読本」を読み始めたと書きましたが、2日で読み終わりました。

いや〜、途中でプラブデーヴァーは出てくるわ、シンブの父ちゃんで熊オヤジのT.ラージェーンダルが出てくるわ(「若手」の監督として紹介されていた!)、名前も紹介してもらえてないけど写真にムムターズが写ってるわで、ラジニ以外のタミル映画に足を突っ込んだ人にとっても、結構おもしろい本でした。

あと、どの世界でもパイオニアの方は結構な苦労をされているわけですが、野火先生もずいぶんドラマチックな経験をされているのだなあと思いました。

それにしても、この本が出版された1999年当時と今はまた、えらく日本のインド映画状況は変わっておりますね。
1999年は(【ポルカーラム】を含み)9本もマサラムービーがロードショー予定だったんですってよ。
(実際にロードショーされたのは何本なのかは、また別の話として。)
今年は、5年ぶりにラジニカーントものでインド映画が日本ロードショーされてるわけですけど...。

またインド映画ブームになってほしい、とかは特に思ってはいないのだけど、
今日映画を観に行こうかな、何観ようかな、なんて思ったときに「じゃあ今日はアジアもので...、うん、インド映画にしようかな」ぐらいにインド映画が選択肢のひとつに当たり前になる時代が来てほしいと、思います。