久々に、インド映画2本

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本日は、当初バラ組のリハーサルがある予定だったのが中止に。
じゃあせっかくだからどこかにおでかけ...としたいところですが、まだまだ調子がいまひとつなので、家で映画を観てました。(といいながら朝食は自炊で後の2食は外食。)

お昼:近所の「レッド・ロブスター」に初めて食べに行く
(想像していたより、かなりおいしいですね、ココ。
昔カナダのプリンス・エドワード島で初めてカナディアン・ロブスターを食べて、すごく感動したけど、そのときのことを思い出した〜。)

午後:やっと、グル・ダット傑作選DVD-BOXから、【55年夫婦】を観る

夜:小岩・サンサールで、ネパール料理で野菜をたくさん食べる
野菜もいっぱい食べたけど、タンドールの達人・ラヴィさんがネパールの里帰りから戻ってきていたので、絶品なタンドーリ・チキンも食べました。
ああ、近所にこんな素晴らしいお店があるなんて、ありがたや〜♪

その後:MGRとジャヤラリターの1968年カラー作品【Kudi Irunda Kovil】を観る

★短い感想

55年夫婦(Mr.& Mrs.55)】(1955 Hindi)

DVDセットの3作品のうち、他の2作品はとりあえず映画館で観たことがあるので、今日は未見のこれ。

私が観た(数少ない)グル・ダット作品の中で、初めての「ハッピーエンド」だった!
こういう、ライトコメディででも社会風刺をバリバリに利かせているような作品もお作りになっていた方だったのですね。
(救いのない映画を撮る監督、のイメージが強かったりするものだから。考えを改めました。)
微妙な光と影で情感を表す手法が、白黒映画ならではです。
とても単純に、いい映画観ました!という心地よさでした。

歌のシーンは、今ドキのような踊りまくるタイプではないのだけど、詞がとにかく落ち着きや気品があって、原語が理解できないのが残念だけど、日本語字幕で観てても素晴らしかった。
(岡口良子さんの訳も素晴らしい、ということかも。 ⇒岡口先生とお話したときの日記

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Kudi Irunda Kovil】 (1968 Tamil)

生き別れになり、ギャング(兄)とダンサー(弟)、と別々の道を歩んだ2人の双子の兄弟(MGRの二役)の再会と復讐のお話。
この手のテーマは、何度も映画化されているような話ではありますが、おもしろかった!

MGRって、ほんとうにフォトジェニック。なんであんな原色派手派手な衣裳が似合っちゃうんでしょ。
フリルひらひらの王子様のような衣裳で屋根裏から進入して泥棒をする様は、リアルじゃないとか言うのもばかばかしいくらい、ステキでした♪
王子様のような格好をしてたのに、どんどん映画が進むにつれて荒々しい魅力を発揮するお兄様なのです。

弟の彼女役のジャヤラリターも、この映画の時期には既に太りはじめてはいるんだけど、登場シーンはなんともいえなくチャーミング。

Ulagam Sutrum Valiban】に比べると、かなりアクションも激しいのです。
【Ulagam Sutrum Valiban】を観ただけでMGRに満足している場合ではない!と反省しました(笑)

【Ulagam Sutrum Valiban】で悪役のちょい役だったと思しき方が、たぶんこの映画ではギャングのドンでした。
若い。

ああ楽しかった!

にほんブログ村 映画ブログ アジア映画へ  昔の映画は、いいですなあ!