2003年夏に初めて行った、ガネーシュ。
ここは、日本人シェフの南インドレストランとしては草分け的存在で、行く度にシェフのインド料理への愛情やお客への心配りなど、心意気を存分に感じさせていただきました。
今日のお昼に食べたミールス。
実はこのお店でミールスを食べるのは初めて。
胡椒の利いたラッサム、なすのサンバル(豆をつぶしきらずに形状を少し残すところが、このお店のサンバルの特色だとダーリン談)、ライタ(本当は南のミールスは、プレーンヨーグルトを添えるところだけれど、日本でそのまんま出しても残しちゃうお客さん多いですよね。このお店の工夫のひとつでしょうか。しかし、ライタ、ヤバイぐらいに美味しい!)、レタスの上にのったたまねぎスライス(アチャール?)、チャトニ、ピクルス、パパド。
シェフのお弟子さんが調理したものですが、しっかりシェフの世界観が反映されていたと思います。
味が優しいんですよね。
Ganesh@緑園都市にて posted by (C)munmun
本格的インド料理を追求はしているけど、ここは日本であり、日本の食材で作り、口にするお客さんの多くが日本人であること、調理している自分自身が日本人であること。
チキン・ビリヤニ。
ビリヤニにお花が散らしてあり、彩りが見事ですが、このお花は飾りだというだけではない、食べられるお花。
Ganeshではこういう、見て楽しめる料理の工夫の仕方も日本のインド料理店の中では群を抜いていましたね。
デザート。アルフォンソ・マンゴーを使った、チーズケーキ。
ただのインドかぶれではなく、落ち着いた空間。
日本のインドレストランは、「本場インド人の作る本格的インド料理」「インドの5ツ星レストランに在籍していたシェフが作るインド料理」(だけ)を店のセールスコピーにしているところがとっても多いけれど、そう書いているお店のどれだけが本当においしいと感じるかといえば、ほんの一握りだと思います。
(近頃のどのインドレストランでも、有名ホテル出身のスタッフがいることが多いし、そういうのってイマドキ売りになるのかしら。)
でも、インドで修行したわけでもない、日本で叩き上げの日本人でも、こんなおいしいインド料理が出せるのです。
ガネーシュ行くたびにいつも思うのは、「本場インド人の作る本格的インド料理」って当てにならないなー、ということでした。
家から遠かったから、あんまり訪問できませんでしたが、石原シェフ、本当においしい料理と素敵なおもてなし、ありがとうございました。
ごちそうさまでした。
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