悲喜こもごも

二週間ほど前、バラタナティアムのDVDを3枚、海外ネット通販で購入しました。

古典ものを買うのは初めてだから、どこの店で買えばいいんだか分からず結構迷いました。
結局ディスクの値段も送料も安くてバラタナティアムとオリッシーのディスクを専門に扱ってるらしい香港の会社が経営しているサイト、で買ってみました。3枚も買って、送料足しても4,000円足らず。これならお手軽にチャレンジできます。

届くか不安でしたが先週、届きました!
最近、映画のDVD海外通販で2連続で注文した品より1品足りないメにあってたんで、封を切るとき少々緊張しましたが、3枚ちゃんと入ってました。


とりあえず、第一の購入目的だった、ショーバナの【Shobana Live on Broadway】を観ることに。
しかし、パナソニックのDVDレコーダーでは認識せずっ。

PALも観られるDVDプレーヤーでは観られましたが。

うーん、ショーバナ、素敵すぎ!上半身が全くぶれないで大きく踊る様子、ナマでなくてもかなり感動。
(2006年末にチェンナイでナマで踊るのを観てるので、もちろんナマの方が何千倍も良かったけれども。)
映画界と二足のワラジでご活躍される方だから、他の方の古典舞踊より何か映画的な魅せ方をするというか、コンテンポラリーダンスに近い傾向があります。
だからか、古典舞踊ファンの間ではあまり評価されてない気もするんだけれども、私のような、もともと古典が苦手だった人間にはショーバナのみたいなアプローチも、見やすくて大歓迎。

でも、カメラワークがちょっとうざいのね。
カメラワークでショーアップするんじゃなくて踊りそのものをもっとじっくり見せてくれー!
カメラの位置が頻繁に切り替わったりするので、美しい踊りの流れが一瞬途切れるのだ。
意味のないディレー映像もあったり。(手が何本にも見える)
お洒落なDVDにしようとしている意図は分かるけれども。

特典映像のバックステージの様子が、なかなかおもしろかった。
リハーサルでショーバナが、共演者(生徒)たちに、結構厳しい口調で注意したりしてるのです。
「もっとグルーブ感を出しなさい!(怒)」みたいな。
師匠としてのショーバナさんも、かっこいいー。


ふう満足、満足。

しかし冷静になって届いたDVD3枚を眺めてみる。
ディスクを裏返すと、これって、DVDーR!?
ジャケットがインクジェットプリンタで出力したような出で立ち。。。
こんなんで、正規盤かね。
それとも、インドでは正規盤でもこういうのがありうるんだろか?


それで、今おともだちから借りている、同じブランドから出ている古典音楽レクチャーのDVDのパッケージを確認してみれば、もう全然質感が違う。やっぱり。


ががーーーん。


やだー、今度買うときは、そのブランドの版元っぽいサイトで買う。。。(ちょっと高いけど)
Amazonとかで売ってくれるといいのに!

海賊コピー盤なんて、大きらいだー!
たしかに安いけど、そのディスクを労力かけて作成した方々に何も反映がされないところにお金を払うなんて、嫌悪嫌悪。


今、版元でまだリリース発表もされていないのに、ラジニの【Sivaji】DVDがそのブランドを名乗ったパッケージで日本でも売られていたりする。(しかも、版元で購入するよりだいぶ安い)
たぶん、これも、疑わしいのかも。

ちゃんと、Ayngaranのサイトで売られるまで、がまんだがまん。