リンゴの【Y NOT】を聴きました!(アナログ盤で)

Paul McCartney / ポール大好き!の話

リンゴ・スターのニューアルバム【Y Not】が、アメリカで1月12日にリリースされました!

で、わたしは今年もアナログ盤マイブームなので(笑)、少し遅れてリリースされた180g重量盤のLPを購入しました。
先週木曜にamazonから届いて、昨日の日曜日、久々に腰を据えて音楽を聴きました。

プリンセス・プリンセスの【ダイヤモンド】(20年前の曲。)の歌詞に、「針がおりる瞬間の胸の鼓動を焼き付けろ」ってくだりがあったけど、本当に、久々にそういう感じ。

CD時代になって、CD買っても何か「しながら」なんとなく聴いちゃうということが増えていたけど、昨日はとてもどきどきした。
(ビートルズをアナログで買い直して聴くのもドキドキには違いないけど、旧作でしょ。聴いたことのない新作を聴く、針が降りた瞬間のバチバチって音の後にどんな音やメロディーが飛び出すのかを待つドキドキとは違うよね)

しかも、CD時代になってお手軽になって、ぐうたらなわたしは「買って満足」してCDをしまい込んで一度もまだ聴いてない、というディスクがどんどん増えました。(インド映画においては、観ていないDVDが増えまくりました。。。)
そういうなかに、リンゴのアルバムもいくつかまじっていた、かも。。。
LPのときは、毎回どきどきして音を出していたのに!

アナログ盤で今回、購入してよかったな。わたしの場合は。
アートワークもかっこいいんだよねぇ。

リンゴ、もう70歳だよね。なんてひょうひょうとして身軽なルックスのままなのかしら。

ポールと同様、なんてかっこいいジジイなんだ!

で、新作の感想は、がつがつとヒットを狙っていないのは明らかで、あくまでもリンゴらしいマイペースっていうか。
ミディアムテンポでちょっと抑揚のない、でも味のありまくりなリンゴのヴォーカル。
ポールがゲストでベース弾いてたりするけど、これがポール自身のアルバムでプレイするときとずいぶん毛色が違うんだね。

ポールってビートルズの頃のイメージでいうなら、【リボルバー】の「タッククスマン」で、作曲者のジョージをないがしろにする勢いでぶおんぶおんベースやギターをかきならしていたりするじゃないですか(笑)。他人の曲だろうと喰っちゃうぞ、みたいな。

でも、【Y NOT】のポールは地味だ。いい感じにジジイで地味だ。
シングルカットされたという「Walk With You」でバッキングボーカルもしているけど、この声の枯れ具合といったら!ポールが一緒に歌っていたサビの詞は;

「When I walk with you.
When I talk with you.
Everything will be fine」

そうだね。60代になっても、70代になっても、こんな歌を一緒にハモれるって素敵。
それどころかこの歳になったから、こんなにシンプルで何げない歌詞でも、本当に味があって、説得力があるっていうか。
いい曲です。

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ポールとのコラボもよかったけど、アルバムタイトル曲「Y Not」がこれまたフットワークの軽い曲調でよかったです。
一月前の日記でも書いた、タブラガールこと、ティナ・スガンドゥのタブラパートと「なんとかシャンティー♪」っていうインド調なボーカルも入ってます。
タブラは大サビ前のフレーバー的な挿入で、もっと大々的にコラボしてほしかった気もします。

が、リンゴじいさんの周りに、若いタブラガールちゃんも含めて、和気あいあいといろんなミュージシャンが集って演奏したんだろうなあ、って想像すると、やっぱりリンゴってすごいと思います。

昨年94歳で大往生した、ギターの神様レス・ポールもファンキーなかっこいい爺さんだったけど、リンゴもポールもさらに上を行く爺さんになってほしいなと強く思いました。

ブラボー、リンゴ。
これからも期待してます!

日本盤が当初発売予定じゃなかったですが(だから輸入盤で買ったのだけど。)、1月27日に発売が決定したようです。
よかったよかった!こんないいアルバム、日本に紹介されないなんて、ねえ。

わたしも、一緒に歩けたら、Everything is fine!

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