[インド・マレガオンのスーパーマン]

7月の放送時には見逃しちゃったんだけど、本日未明にNHK BS-1で再放送されたのでやっと見られました!(発掘・アジアドキュメンタリー)

 ↓ NHK番組サイト内の説明

マレガオンは、インド西部のマハラシュトラ州にあるイスラム教徒が暮らす町。若者たちが、ハリウッドとボリウッドを強烈に意識しながら、人気映画「スーパーマン」のパロディ映画を制作した。そこには、現代の世界やインド社会への痛烈な皮肉が込められている。
最近、マレガオンで生み出される低予算映画は「モリウッド」映画と呼ばれ、インドで人気を博すようになってきた。
十分なお金も、撮影機材も、経験もない。それでも映画を作りたい…。映画「スーパーマン」の制作風景の一部始終を追いながら、夢を追い、奮闘する若者たちの情熱を描く。

超おもしろいドキュメンタリー番組でした!
このドキュメンタリーの中で撮影されていた映画【Malegaon Ke Superman】、見たいよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【Malegaon Ke Sholay】(SHOLAYのパロディ)も、すっげー気になる。
他にも、Malegaon Ke Karan-Arjun, Malegaon Ka Rangeela, Malegaon Ki Lagaan … とあるらしいよ。

どんな感じの番組だったか、文に表現しにくいので、検索したらステキなイラストで感想日記つづってる方がいらっしゃいましたので、そちらを。 ↓
インドのスーパーマン [TVについて]

インド映画で、ものすごーいチープでちゃちな映画をときどき見かけたりして、「いったい無駄金使って客もどんだけ入るんだか分からないような、カタログ増やしのためだけのような映画がなんであるんだろう?」と思ったりすることがある。

でも、この番組で出てくるチープな映画は、インドの田舎町の映画好きな庶民たちが、地元を舞台にしてもっとワクワクする映画を観たい、と仕事の合間に、手作りで作っているもの。
(番組の中で、ハリウッドやボリウッドがつまらないから、自分たちで作って見るのさ、というコメントもでてくる。マレガオンって、ムンバイと同じ州でもちろんヒンディー語も理解しうる場所柄なのに、だよ。)

お金がない中でいかに工夫して特撮入りの映画を撮っていくか?
はたから見れば滑稽だけど、本人たちは大真面目に取り組んでいる様子が淡々とドキュメンタリーで描かれている。
低予算パロディー映画、B級もB級、ということになるんだろうけど、地元の人の心を動かす映画は、地元を舞台にした、舞台に見合ったストーリーの映画。。。

すごく夢があるし、こういうB級映画なら、愛されるに決まってる。
映画のひとつの原点を、見直した気がしました。

マレガオンの記事 Indian Express