Kanal Kannan (2001.1.2)

January 2,2001

Kanal Kannan (カナル・カンナン)

ヘビ塚でのパダヤッパ登場シーンで、パダヤッパに吹っ飛ばされた後、ほっぺをなでられてた(うらやましい!!!)男性がたぶん彼です。
しかし!彼は実はこの映画のアクション監督なんです。
しかも、「ムトゥ」でもアクション監督を担当して、この映画で1995年度タミルナードゥ州の賞を受賞しています。あの迫力満点のシーンを作り上げた彼とは...

ヴィクラム・スタジオで行われていた、ヴィジャイの【Badri】(2001)シューティングにラッキーにも入場させていただいて、しばし見物。
この日の撮影はヴィジャイがボクシングの試合に出場する設定。

生まれて初めて見る、インド映画のシューティング(撮影)。 ただでさえ、初めてなので興奮しているのに、撮影の切れ目に、ヴィジャイと対面させていただいてうっひょお!となっているとき、ずっと彼のそばにいる陽気な男性がこの映画のアクションマスターだ、と紹介された。へえ、と思っていると。

その彼が、私たちがつけていたパダヤッパ腕時計に気がついて、声を掛けてくれた。
ラジニが好きなの?
「大ファンです!」と答えると、
彼は「そうか!」と顔をくしゃくしゃにしてうれしそうにした。
じゃあ【ムトゥ】は見たか?
「見ました見ました!私たちはムトゥを観てタミル映画を知ったんですよ」
俺が【ムトゥ】のアクションマスターをしたんだぜ!
「えぇ!?お会いできて嬉しいです!!!!!」
ラジニ映画に関わったことにとっても誇らしげで、そうか、ラジニ映画を担当するってのは本当に誇りだよな、と彼を見ていて思った。

あわただしかったのでそれ以上の会話はなかったのだけど、数カ月後、さあ【パダヤッパ】日本公開...ということでプログラムを見たら彼の名前が載っているではないか!
しかも冒頭のヘビ塚のシーンに登場してるし。
パダヤッパでも関係者だったのか!と慌ててこのページをアップした次第です。


いつかまた会えることがあったら、ラジニをアクションでかっこよく魅せる秘訣を聞いてみたいな。
それから、俳優業のこともね。

またラジニと組んで、かっこいいアクションを魅せて下さいね!

ヴィジャイ(顔が割れちゃってますがごめんなさい)と微笑むカナル。→

(2001年4月初稿のものを再編)

後日談:その後もいくつかの映画の撮影時に再会でき、その度に気さくにカナルから声をかけてきてくださいまして、いつも感激です。