Blaaze (ブラーゼ)

blaaze.gifபிலாஸ் / Blaaze (ブラーゼ) :プレイバック・シンガー。  ※読み方は仮。後日修正するかも。
主な作品:【BABA】【Boys】【Bunty Aur Babli】【Sivaji - the boss】

★インドのプレイバックシンガーには珍しい、ラッパー。
【BABA】(2002)の頃から頭角を現し、インド映画音楽界に旋風を巻き起こしています!

名前の読み方(調査中)

タミル文字をそのまんま原則どおりに読めば、「Blaas ブラース」。
でも、わざわざ「Blaaze」と表記しているので、最後は「s」でなく「z」系な音で発音するのでしょう。
2007年のCNN-IBNのニュースでは、「ブラーズィー」と聞こえました。

略歴

チェンナイ生まれだが、父R.V. Ramanの仕事の関係で、ザンビアで育つ。
本名は、とんでもなく長いので、本人も普段は「Rajesh」と名乗っている。
(本名:Lakshminarasimha-vijayarajagopalaseshadri-sharmarajeshraman) → The Hinduインタビュー
ラップ歌手としては、Blaazeと名乗っているが、「Do your own thing」という意味。

アフリカ・ザンビア育ちということもあってか、ブレイクダンスやザンビアの民族音楽などにも刺激を受けつつ、ラップを歌うようになり、家で詞を書き留めていた。
1991年、ザンビア大統領の選挙時、ある候補者について詞を書いたところ、それを見た父がテレビ局に紹介し、テレビカメラに向かってラップパフォーマンスをした。
そして、その候補者は当選。
その後ザンビアやインドのテレビ局に取材されたり、注目されるようになる。

ドラマー・Sivamaniの紹介でA.R.ラフマーンと会う。
2002年、ラジニカーントの【Baba】で、ラジニのアクションシーンで効果的に使われた通称「BABA RAP」(B to the A)で一気に注目を浴びる。
その後も、主に、A.R.ラフマーン作品で英語詞だがインド人の心で力強くクールに歌うラップソングでいろいろな映画で活躍、近年はヒンディー映画界でも人気に。
アミターブ・バッチャンにもラップを教え、「Uncle B」と命名したとのこと! →アミターブとの写真を含むインタビュー


A.R.ラフマーンは「タミルのアングル」(タミル語で、という意味か?)で、いつも歌の指示を出していて、ブラーゼ自身もタミル語は分かるし話することもできるが、ラップを歌う(&作詞する)ときは、英語で考えているとのこと。

〔Zambesi funk〕という、アフリカ音楽のフレーバーをとりまぜたアルバムを発売予定。

ブラーゼいわく、「Most people think rap is all about `Yo Yo Yo.' To me Rap is `rhythm and poetry'」


妻はソニー・ミュージック勤務のナンディニ。1歳の男の子(Mrishal Neelakantan Raman)と、3歳の女の子(Mrishti Vaishnavi Raman)の父親。(2007年4月現在) →2007年4月のThe Hinduインタビュー

Wikipedia
IMDb

むんむん’s コメント

blaaze彼の歌声を初めて聴いたのは、2002年夏。
【BABA】をチェンナイで観たときに、ラジニのアクションシーンでインド映画では当時耳慣れないラップソングが何度も流れていました。
ラジニにはそんな若者の音楽は合わないよ、と最初は思ったりもしましたが、A.R.ラフマーンはそういう一見ミスマッチに思えるようなことをわざと組み合わせてきたりしますね。
しばらくすると快感になってきて。

【BABA】のサントラ盤にはその「ババラップ」は未収録。でも相当に印象に残りました。

その翌年、再びA.R.ラフマーンが音楽を担当した【Boys】。
ブラーゼがクレジットされた曲がBGMでなく、ダンスシーンで登場。
もともと私、あんまり(いや、ほとんど!)ラップは好んでは聴きませんが、かっこいいなあ、この人誰だろう、【BABA】でもラップしてたよな、と思ってました。

そして2003年12月21日。
A.R.ラフマーンの「UNITY OF LIGHT」ツアー・マレーシア公演に行くチャンスに恵まれました。
出演者情報ではブラーゼの名前も。
「ババラップ」と「Secret of Success」(【Boys】)やってくれないかな〜、と期待してたら、見事にやってくれました!
ナマで聴く「ババラップ」、最高にかっこよかったです。感激しました。
映画はフロップだった、とか散々言われていたのでコンサートでわざわざ【BABA】の曲は演奏してくれないかも...と不安だったんですけどね。

コンサートが終わった後、【BABA】のサントラ盤にサインいただきました。
「【BABA】を知ってるの?Good!」と、とても喜んでノリノリに写真撮影にも応じてくれました。(写真上)
スキンヘッドで一瞬コワモテですが、さすがラッパー、リズム感のあるやりとりで、ほんの1分程度のやり取りでしたが最高に楽しいひとときでした。

ということで、今後の活躍も期待しています。
出会った最初のときA.R.ラフマーンは「タミル語でラップを歌える?」とブラーゼに言ったそうですが、
全編タミル語のラップもいつか、聴いてみたいです〜。

主な映画

Baba (バーバー) (Tamil) 2002 Aug.15th
Saathiya (Hindi) 2002
Boys (Tamil) 2003.Aug.29th ※この映画では、MTVプレゼンター役としても出演。
Ayitha Ezhuthu (Tamil) 2004
Yuva (Hindi) 2004
New (Tamil) 2004
Swades 2004
Ah Aah: Anbe Aaruyire (Tamil) 2005
Bunty Aur Babli (Hindi)2005
Sivaji (Tamil) 2007.May?

★作詞者として;
Kisna
Warriors Of Heaven