[書籍]【南アジアの文化を学ぶ】を読み始めた

放送大学のテキストである、「南アジアの文化を学ぶ」を読み始めました。
今まで持ってたのに読んでなかった本なのですが(爆)、これがとても説明が平坦でわかりやすくて読みやすくていいです。

これ1冊で、タミル語(ドラヴィダ系言語)、インドの「カレー・ライス」をめぐる料理、インド映画、といった概要が載っていて、オイシイです。
インド映画(特に南インド系)に触れた日本の本って、初心者に読みやすいものがあんまりない気がしますが、
この本は放送大学のテキストだというだけあって、客観的に淡々とコンパクトに書かれていていい感じ。
(もちろん、コンパクトで大学の講義内容である分、現在の商業映画のトレンドだとかそういうことには触れられていないので、
古いインド映画にも興味がある人にしか、映画の項はそんなにおもしろくないかもしれないけれど。)
しかも、タミル映画の歴史を語る上で外せない、MGRの話が載ってるので、私にはツボにはまりまくり!
今年度は放送大学で開講されてないようなので、講義を聴けないのは残念。

ちなみに著者の辛島昇氏は、大正大学の教授で、
日本におけるタミル語研究の先駆者だそうです。
先生の本は、書籍名でインドを「南アジア」と表現しているので、今まであまり気がつかなかったけれど、
今後チェックしてみたいと思います。

余談:本は15のトピックから成りますが、私が最初に読んだのは、第10講の「カレー文化論」だったり。
...映画をさしおいて。
先生の知人がチェンナイで「カリーアンドライス」を注文したら、「カードライス」(ヨーグルトごはん)が出てきた、
というエピソードは大変おもしろかった!