アラブ映画2本観た

国際交流基金フォーラムで行われていたアラブ映画祭 2006で、イスラエルに残ったパレスチナ人を描く映画2本を観てきた。

『D.I.』 2002年/仏=パレスチナ 監督:エリア・スレイマン
『消えゆく者たちの年代記』 1996年/パレスチナ=仏 監督:エリア・スレイマン

パレスチナ映画を観るのは初めて。

オチなしの映画で、大部分を居眠りしてしまった...。

でも、パレスチナ(及びイスラエル)というところは、日本のテレビニュースであんまり映像で見たことなかったんで、見てよかったです。

淡々と町の日常のようなものを描いている中で、乾いたトーンで、人種差別やら武装グループやら民家の爆破やらリンチやらいやがらせやら町の老いた人たちの表情だとかが無造作に出てくる。
悲惨ななかにブラック・ジョークが随所に。

出演もしている監督は、何も台詞をしゃべらない。

でも(外部から見れば治安が悪くて近寄りがたいイメージがあっても、)その場所に住んでいる人が、その場所に残ることを選び生活を続けている人がいるんだ、ということをあたりまえのことだけど感じた。


世界的に平和が訪れることを、切に願わずにいられないです。
戦争はよくない。