美奈ちゃんに、また涙

4月に彼女の地元・朝霞での追悼展が行われたのに続き、今月は東京・渋谷&原宿で行われていた本田美奈子.追悼展に行ってきました。

フィルムコンサート
まずは、ラフォーレ・ミュージアムで行われていたフィルムコンサート。
朝霞で上映していたフィルムコンサートプログラムが進化していました。
冒頭で、なつかしの「カルビーポテトチップス」CMや、「ミナコ、風邪ひくな ストナ!」なCM、オッペン化粧品のCMが...

他にも、追加された映像があり、おお!と思ったり、やっぱり見ながらずっとうるうるしていたり。

私の斜め前に座っていた青年は、ずっと涙をぬぐっているのが見えました。

本田美奈子.って、今日もアイドル時代の映像を見ていてつくづく、思ったこと。
歌唱力だとかポテンシャルはものすごいのに、早く結果を出したくて、じっくり取り組む前に次々とアイディアを出しては方向転換していっちゃうから、すごく軽っぽく見えてしまっていたというか。
本人の「本気」が周囲には本気が伝わりにくい、それどころか飽きっぽい印象に見えてしまうというか。

でも、今こうして当時の映像を見ていると、歌そのものにはほんとに真摯で、生真面目でばか正直で。
アイドルのピークを少し過ぎたころにロック調で歌っていた「孤独なハリケーン」とか、(私のカラオケ愛唱歌ですけど)ほんとに絶唱でした。
それから、当時軽々しく見えた方向転換も、美奈ちゃんなりのものすごい勇気と決断だったのではないか、と感じるのです。
恥ずかしい時代も経たのかもしれないけど、きっと本人は後悔はしていなかったはず。

こんな歌を歌いながら、もがきまくった後に、「ミス・サイゴン」に巡りあって、その後にはクラシックまで挑戦しちゃうんだもんなあ...。

「レ・ミゼラブル」の「On My Own」を聴いてて、号泣状態。
追悼展
フィルムコンサートの後は、渋谷の駒形どぜうで昼ごはんを食べて、東急百貨店本店へ。
こちらでは、本田美奈子.追悼展。
朝霞での追悼展より、展示物が増えてました。
個人的には、今回は闘病生活に入る前年に「誰でもピカソ」に出演していたときのピンクの衣裳が展示してあって、後ろ側からもそれが見られたので、グッときました。

「誰でもピカソ」で、アイドル時代を知っているビートたけしに、(クラシックまで挑戦して)「いい道をみつけたね」と声をかけられて、
「はい!」とうれしそうに返事していた美奈ちゃん。
これからの希望が現れているような春色の衣裳が、とても印象に残っていました。


ほんと、今日も泣きまくりでした。
美奈ちゃんに、いつか天国で会えるときに、自分も頑張って生きました!と
笑顔で胸をはっていえるようになっていたい、大切に人生を送って生きたい、と思いましたです。