そして今日は、ラジニカーントのお誕生日です。
さっき、(ラグ様と合同で、)自宅でケーキを食べて地味にお祝いしました。
今年は、【Sivaji the boss】が公開されました。
昨年の年末年始、今年のGWと、インド・チェンナイにこの映画を観るためにフライトをとったのに、どちらの日程も見事に外されて延期に延期。
しかしまあ、インドで観ることはできませんでしたが、6月にマレーシアのクアラ・ルンプールで観ることができました。3回。
特に、KLのタミル映画のメッカと言っていいんじゃないかという気がする、由緒あるコロシウム劇場で満員の観客のみなさんと【Sivaji】を観られたのは、最高の幸せでございました。
もう【Sivaji】という最高にゴキゲンな新作がリリースされたことだし、そろそろ【チャンドラムキ】についても言いたいこと言っちゃってもいいかなと〜か思ったりするわけですが、わたくし、【チャンドラムキ】は好きじゃありません。
最高に魅力的に思えるラジニの目ヂカラが、【チャンドラムキ】では私にはちっとも感じられなかった。若作り感も、痛々しかったし。
いや、ちっとも、というわけではないかな。クライマックスの(悪い)王様を演じているところなんかはすごくかっこよかったから。
【チャンドラムキ】を観ていて、ますますラジニは(みんなの喜びそうな映画をとりあえず撮っておいて)映画の引退思考が進んでいるのかな、とも思う反面、あの王様を見ていて、まだラジニは映画で演じたいという気持ちも残っている!とも想像しました。
(だから、好きじゃないといっても何だかんだと10回近く、スクリーンで鑑賞してるわけなんですけど!)
【BABA】がリリースされる前、ラジニはインタビューで「【BABA】が大ヒットしたら、引退したい」なんて言っていました。
完成度はイマイチだったかもしれないけれど、ラジニはやりたいことをやれたのだと思う。
そしてもうステレオタイプな役を演じるのはもうたくさんだ、と。
だからそんなことをついコメントしちゃったのだろうけれど、ヒットしないどころかずいぶん不評な結果になってしまったようで。。。
【BABA】の後、ラジニはどこに行ってしまうんだろうと一ファンとしては不安だったわけだけど、【チャンドラムキ】の成功で、引退するんじゃなく、次の作品も撮ろうとしてくれた。
そして、やっとシャンカル監督と組んで、【Sivaji】を世に出してくれた。
【Sivaji】、往年の若い頃のコミカルで得体のしれないオーラぷんぷんだったラジニと、今の実年齢なりの重厚感や渋みのあるラジニがとてもいい感じで混じりあって、素晴らしい化学変化をもたらしていたと思います。
ラジニ、かっこいいよ。あなたは、やっぱり最高だよ。
今年【Sivaji】が出たことで、これからのラジニも本当に本当に、楽しみです。
Anbulla Rajnikanth,
いい歳を重ねてください、そしてまだまだタミル映画界で、魅せてほしいです。
それからそれから、私は【BABA】がやっぱりめちゃくちゃ好き(実は【Sivaji】よりも好きかも!)なので、いつかまたそんな冒険作も撮って欲しいと願っています。
どんな映画を撮ろうとも、あっしはついていきまっせ!
Pirandanal, Varuttukkal!
日本インターネット映画大賞
突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。