おバカ映画ばんざい!【俺たちフィギュアスケーター】

3月1日の世界舞踊祭、無事に終えることができました。
いろいろみなさん、お世話になりました。ありがとうございました。
とても楽しかったし、もっと上手になりたいなという欲もさらに出てきました。

次は25日夜に舞台で踊ることになりそうです。もっとがんばるんだー!


しかし、3月1日までそれなりに根詰めてバラタナティアムに取り組んできたものだから、2〜3日は小休止!
昨日は、DVDで、やっとタミルの芸道物映画の金字塔とも云われる【Thillana Mohanambal】を観ました。
平日夜に映画はあんまり観ないのだけど、この映画は1968年の作品で非常に古臭くて、こんな作風な映画はイマドキないよな、という感じはあるのだけど、ものすごく、おもしろかった!一気に鑑賞しました。パドミニの古典舞踊はステップが力強くてかっこいいし、シヴァージ・ガネーシャンの凛とした演奏する姿は痺れました。
1日、メドレーの一部ではあるけれど、私も「Thillana」を少しばかり踊ったので、バラタナティヤムのダンサー役であるヒロインのパドミニが「Thillana」で対決しよう、と提案したり、カルナーティックの演奏家役であるシヴァージ・ガネーシャンがパドミニを称えて「これからは、ティッラーナー・モーハナームバールと呼ぼう」と語る台詞の心境が、少し分かるような気がしてうれしかったり。
それから、【ムトゥ 踊るマハラジャ】で、いかにこの古い映画が敬意をこめて引用されていたのか、今観たからこそ気付きましたよ。
(後でまた感想書こうと思います)

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昨日はシリアスな芸道物を観たので、今日は徹底的にバカバカしいものを観たくなり、水曜日はレディースデーで1000円で観られる映画館も多いことだし、ということで観そびれていたハリウッド映画【俺たちフィギュアスケーター】を池袋東急で見てきました。


予想どおり、映画でのフィギュアスケートは、現実のフィギュアスケートの試合のスケーティングとはかけ離れていたけど、これはこれで、すごくおもしろかった。
(例えば本当の試合ではボーカル入りの楽曲は禁止だけど、この映画ではエアロスミスやクイーンでバリバリに滑ってるし!)

そりゃーないでしょ、とひとりでぶつぶつツッコんだり、ゲラゲラ笑いながら楽しく鑑賞しました。
よくここまでアホアホな映画を作ったもんだ。

主人公のひとりが、孔雀のカッコ(このコスチュームが凝りすぎ!)して演技するんですよ。
おお、ムルガン神の傍にいる踊る鳥・孔雀さん。(つい、インドとこじつけたくなっちゃう〜。)

ブライアン・ボイタノやナンシー・ケリガンなど、歴代の超有名なフィギュアスケーターさんも何人もゲスト出演していて、大好きなサーシャ・コーエンもミーハーな役どころで登場してきたので満足♪
(「こんな映画を作るとは、フィギュアスケートに対する冒涜だ」とか云わずにおもしろがって出演してくださるスケーターのみなさんの懐の深さがまたいいですわ。)

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大満足の帰り、A.Rajの前を通ってみた。
ラージさんの里帰りが長引いて、再オープンは3月末予定、と貼り紙が。
あらら、1ヶ月伸びちゃいましたか。
首を長くして待ってますよ、ラージさんっ!

(そういや、今朝、テレビで、長野の首が伸び続ける石像の首を修理したニュースをやってたな。)