Ninaikkatha Naalillai (ニナイッキャーダ・ナーリッレ)

Title : Ninaikkatha Naalillai (2001年 Tamil)
Director : AL Raja
Music :
Starring : Parthiban (パールティバン:アンブ), Rahman (ラフマーン:アルン), Devayani (デーヴァヤーニ:カーヴィタ)

 男の友情と、愛する人をどちらを選ぶ? マサラムービーとしては、ちょっと渋いトーンの恋愛映画。

Story)
 アンブ(パールティバン)とアルン(ラフマーン)は親友。アンブは貧しい育ちで、裕福なアルンに何かと世話になってきた。アンブは、カーヴィタ(デーヴァヤーニ)と恋仲になる。そのうちにアルンは、カーヴィタの友だちのコウサルヤ(Kaveri)に恋し、コウサルヤもアルンに惹かれていくが、二人は互いに顔も知らない(文通?)。

 ある日アルンは、爆弾処理の仕事でコインバトルに向かい、そこで瀕死の重傷を負う。失明したアルンは、「死ぬ前にコウサルヤに会いたい」とアンブに懇願する。
 アンブはコウサルヤを探しに行くが、嫉妬した婚約者にコウサルヤは殺されていた。考えた末、アンブはカーヴィタに、病室でコウサルヤの振りをして欲しいと頼む。

 こうして、「カーヴィタが演ずる」コウサルヤとアンブは対面を果たし、アルンの最期の望みはかなえられた。
 しかし、この対面でアルンは精神を持ち直し、その後奇跡的に回復。目も見えるようになった。目から包帯をとって、アルンが最初に見た人間は、「カーヴィタが演ずる」コウサルヤ。アルンはすぐに彼女との結婚を決意する。 今更、真実を告げることなどできないアンブは...。


コメント)
 この作品は、私が初めて「外国でひとりで」映画館で観たタミル映画です。【ムトゥ】の『馬ヅラ男』ことヴァディヴェールと顔だけ知ってるデーヴァヤーニ以外、誰が出演してるか全く分からず、この映画の前知識もなく、当然字幕もなし。ひとりなので、誰かから解説を受けることもなく心細い状態で鑑賞しました。

 〜その時の感想:
 主人公らしい男の人(→パールティバン)は、真っ黒だなー。(ラジニも真っ黒だし、写真だけで見ると決してカッコいいとは言えないけど、映画で見たらすごくかっこよかった。それに比べて、)どうしてこの黒い人が主人公なのか分かんないや。
 主人公の親友の男の人(→ラフマーン)は、結構色が白いし、こっちの人の方が主役のルックスだと思うけどなー。このヒロインの人(→デーヴァヤーニ)が、今「お嫁さんにしたい人なんばるわん」の人なのね、確かに清楚だ。あ、馬ヅラ男(→ヴァディヴェール)が出てきた、やっと知ってる人が出てきたよ。(ホッ。)

 あれ、黒い人とヒロインは恋人だったはずなのに、何故か白い彼と結婚式を挙げることになっちゃったよ。キリスト教の式だ。タミル映画でもキリスト教の結婚式ってあるんだー。へえ。
 おっと、どうするんだ、黒い人は恋をあきらめないといけないのか!?...(クライマックスは略)...

 知らない人ばっかり出てる映画だったけど、まあまあ、おもしろかったな。でもラジニのようなオジさんパワー炸裂!を期待していたところ、オトナの恋愛モノ、というかやや地味だったな。〜

 パールティバンが、タミル映画界では評価の高いヒーロー兼監督であることを後日知りました。最近になって、私の大・大好きな【Pudhu Pudhu Arttangal】【Sangamam】に主演のラフマーンが、実はあの白いお兄さんだったのだ、とも気付きました。

 多少知識が増えた今、この映画を見てみたらもっとおもしろいんではないか、と思って検索してみたら、ビデオもVCDもDVDも売られてる様子がありません...。あよよ〜。いつか、機会があったら見直したいです。

 余談ですが、当時の記事によると、パールティバンは、ラフマーンによって自分が霞んでしまうことを恐れて、監督にラーマン出演シーンのいくつかのカットを要求したとか。ほんとかな?

(2001.3.19シンガポールのゴールデン・サルタン劇場で鑑賞。2003.5.30記)