[国内]京都の町家でインドな「ラトナ・カフェ」


さて、夜になりました。
今回の旅の主目的その1、インド料理家庭料理を町家を改造したお店で出している、ラトナ・カフェ訪問です!

ラトナ・カフェのサイト
京都市中京区岩上通蛸薬師下ル宮本町 795-1
TEL:075-812-5862
11:30〜21:00 CAFE ONLY 14:30〜17:30
定休日:火・水

地蔵盆
mixiで、ちょっとしたきっかけで、ここの店長さんとやりとりがあり、ぜひとも訪れてみたいお店だったのです。
この日は、「地蔵盆」だったそうで、お店の前の通り一面に、かがり火が灯されていました。
風情あります。


神戸でものすごいカレーサイトを営むK1郎さんと、1月の東京での100人ミールス以来、再会。
キングフィッシャーで乾杯。グルジリ話やグルメ話に花が咲きます。
最初のおつまみは、チキンティッカで。
K1郎さんのこの日の日記
inaさんのレポート

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次は、パコラ。手作りなグリーンチャトニがついてました。


ではお食事に。800えんセット。夜でこのお値段。
アチャールとサブジーとダルがデフォルトでついてて、その他に4つのカレーから1つ選択。
3人で来たので、それぞれ別々のカレーをオーダーしました。


アチャール
きゅうりを中心とした、さっぱりした味付けです。


サブジー
見た目、ツナにも見えるけどなんと、具は、ジャックフルーツ
こんなの食べたことありません。びっくり。シンプルな味付けで、おいしいですよ、もちろん。

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ダル
実は、ダルがおいしいと感じるお店は、インド料理店でもなかなかなかったりするんですが、文句なしにマイルドでおいしいです。
小岩・サンサールのウルミラさんの味を彷彿とさせるのは、調理した方が、店長さんの奥様だからでしょうか。おふくろの味・インド版という感じです。
(余談:東京で私がダルが大好きなお店〜サンサール、A.Raj、ルチ、シャングリラ)


ベジタブル・カレー
テンペ(大豆の煮豆をテンペ菌(白カビ)で発酵させた、インドネシアの伝統食品。 製造方法が 日本の納豆に似ていることから、「インドネシアの納豆」と呼ばれる)入りだそうです。
斬新な材料の起用です。テンペの歯応えが、カレーにマッチしてますよ。


フィッシュ・カレー
ココナッツミルクとタマリンドの酸味を利かせた味。
お店のお二人が南インド・ケララの家庭でレシピを習ってきたというカレー。
辛いけれど、とてもホッとする味。家庭の味、ってこういうものなんですね。


エビカレー
ボンベイの家庭で習ってきたというエビカレー。
これが、エビのダシがめちゃくちゃ利いてるのです。
つい先日のサンサールのエビカレーも劇ウマだったけど、充分ライバルになりますよ。
えー、これも日本人の方が調理して、こんな味が出せるの。
「本場のインド人シェフが作る...」という触れ込みのお店が多いけど、本場じゃなくても、ココロさえこもっていれば、ここまでやれるんですね、感動。


ラッサム
これはメニューになかったので、事前にお願いして作っていただきました。
店長さんが、この料理名をハンドルネームにしているので、どうしてもいただきたかったのです(笑)

これが、またすごい。まさにグルジリで、N-jiriさんやinaさんが作ったときの、ココロのこもった作りたての味そのまんま。
もちろん、日本で手に入れられる食材で作るラッサムとして、タミルで食べたラッサムに充分肉迫してます。
煮ダルを入れないヴァージョンで、あっさりすっきり。でも酸味がちゃんと利いて、飲んだ後の爽快感。
店長さんが、「他の料理が北インド系なので、スープタイプのラッサムは一緒に食べるのは合わないと思います。スープとして飲んでみてください」
と気を使ってくださったのですが、あまりにおいしいので、やっぱりごはんをラッサムに浸して食べてしまいました。


食後のドリンクは、日本では珍しい、ローズミルク
今年初めのインドや4月のシンガポール旅行で何度も飲んだなあ、懐かしい。
K1郎さんは、これ初体験だそうです。どうでしたかね?

大・満・足!
カフェスタイルだというし、調理するのが日本人の方であるし、失礼ながら、
訪問する前は、どこまで本場っぽい味なのかというと怪しいのかな、と想像したりもしていたのですが、
本当にいい意味で裏切られました。心のこもった、インドの家庭料理を味わえる、すばらしいお店です。
インドを旅するのが好きでそれが昂じてこのお店を出すにまで至った、というこのご夫妻。
お会いできて光栄でした。
今後とも、ぜひ頑張ってください。
また食べに行ける日を心待ちにしています。

(※番外編アリ)