【生きる】---日本映画で目ヂカラを堪能

生きる 【TDV-2690D】=>15%OFF!生きる
先日の日記に書いた、
KADOKAWA世界名作シネマ全集 3 (3)が、日曜朝にヤマトの宅急便で届き、さっそく夜にこの中の【生きる】を鑑賞しました。

偶然ですが、前日にBS-2で【男はつらいよ】の一番最初の作品が放送されていて、【生きる】の主人公だった、志村喬が、短い時間ながら登場したんです。
台詞も少ないながら、ものすごい存在感と目ヂカラに圧倒されちゃいました。

その印象が残る中で【生きる】を観ました。観るの初めてでしたが、すごくおもしろかったです!
がん患者が死ぬまでの感動の闘病記映画なのかと先入観を持っていましたが、そんなもんじゃなかったです。
生きていても死んでいるも同然だった主人公が、がんで余命いくばくもないことを悟った後に「生きる」ことを始めるという話で、後半の主人公が「生きた」ことを表現する切り口が、非常におもしろかった。

そして、南インド映画に見慣れてしまった私は、目ヂカラがある人にとっても惹かれるわけですが(ラジニカーントしかり、ヴィジャイしかり...)、志村喬の目ヂカラにも惚れてしまいました!
(三船敏郎もすごい目ヂカラの俳優ですが、志村喬の【生きる】でのそれは、ああいうかっこいい目ヂカラではなく、人間の尊厳を表す目ヂカラというのかな。)

こんな素晴らしい映画、もしインドでリメイクされたら、どんな俳優の目ヂカラが似合うだろう

ちょっとそんなことを連想しながら、大きな余韻が残りました。
黒澤明監督、万歳です。

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