映画でまなぶタミル語講座第2回

前回の講義から早2週間。第2回目です。

宿題のプリントは、「タミル映画の歴史」という文章。
プリントの最初の5行ぐらいは辞書を引いたのだけど、文章にしてほとんど意味が分からず挫折してました。

なるほどねえ。最初のタミル映画は、ヒンディー、ベンガル、テルグ語も飛び交う多言語映画だったんですね。

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今日の講座で出てきた映画は、【Sangamam】【Kadhal Kottai】【Baasha】。
先生が引用してきた部分は、昔出た講座での内容とほとんど同じであったのだけど、
周辺的な話に及ぶと、以前と出席者が違うので質問内容も変わってくるもので、新たな切り口やら発見もあったりしました。


それにしても...、久しぶりに見た【Sangamam】の「そうっきゃまー」という曲。
ヒロインのヴィンディヤーは古典舞踊が下手だという評判で、私もその評判みたいなものが頭の片隅にありながら見てたというのもあり、この映画の曲全部が好きなミュージカルシーンには違いないけど、やっぱり上手だとはさほど思ってなかったんです。

でも、昨年、【チャンドラムキ】のヒットで、ジョーディカの「Raa Raa...」あの古典舞踊シーンを観る機会が増え、彼女が古典舞踊が上手いなんてレビューを見かけるようになり、そんな経験を踏まえたうえ(?)で久しぶりにヴィンディヤーちゃんのダンスを見たら。

ヴィンディヤーちゃん、今見てみたら、かなり上手じゃん!
(そりゃ、ショーバナさまたちとは比べるべくもないし、この映画での「バラタナティヤム界の秘蔵っ子」みたいな役設定で考えれば未熟なのかもしれないけど...)
何よりも可憐で、正直、萌えました(笑)

チャンドラムキ】のジョーディカがやっていた役(ガンガー)はそもそもダンスをやっていた人ではなくて、踊り子の霊にとりつかれて踊っている設定だから、別に上手じゃなくても不自然じゃないし、ジョーディカ自身も今まで古典舞踊を習ったことがない中で(そもそも彼女はムスリムだから、ヒンドゥーの古典舞踊を習ってる方が不自然だしね、)短期間の集中レッスンであそこまで踊ったのはものすごいことではあるんだけど。

近年のタミル映画は古典舞踊のシーンが減ってるから、美しいダンスをなかなか見られないけど、世間の評価やレビューに惑わされて先入観を持っちゃうと、美しい作品があっても、見逃してしまいかねない、と改めて感じたのでした。

にほんブログ村 映画ブログ アジア映画へ  【バーシャ】の台詞が以前より聞き取れるようになってて、うれしかったー。