プージャー (町屋・西ベンガル料理)

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わなっかーん!
超ひっさびさの、カレー屋探訪系日記です♪

うちのサイトは、インド映画をメインに書いてるもので、(インド映画のことを書かずに)カレー日記ばかりあげてるとどうも、自分の中で「カレーブログだけ書いてる場合かっ!?」と葛藤しがち(笑)。
なので、近年は若干、(海外のインド料理店を除き)お店探訪系は控えめなのですが...

久々に、書かずにはいられない、大きな感動だったので書きますっ。

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昨年から荒川区に住んでおりますわたくし。
近頃、荒川区にもインド料理屋はどんどん増えてる気配だけれども、北インドとかアジア全般系(?)とか、似たりよったりなお店が多かったのですが、先週になって、荒川区・町屋に「ベンガル料理」を出すお店があるらしいと知ったのです。

ベンガル料理といえば、板橋・ルチ
でも、町屋のベンガル料理屋は、ベンガルはベンガルでも、ルチ(東ベンガル=バングラデシュ側)とは違う西ベンガル(インド側)!

西ベンガル料理なんて、食べたことないぞー!東ベンガルがあんなにおいしいんだから、西ベンガルだって期待大♪♪♪
しかも、ホール担当がベンガル人の奥様で、調理は日本人の旦那様が担当しているらしい。(ちょっと変り種!?)

そのお店の名は、Puja(プージャー)!

プージャー Puja (町屋)

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Puja
うちからぶらぶら散歩して30分強。
東京メトロ(千代田線)・京成・都電の町屋駅から徒歩5〜6分。
鼻息あらく、17時半のディナータイム開始と同時に入店。

入口右の壁に、ベンガル語らしき文章がつらつらと手書きされている...

中に入ると、前のお店が日本系居酒屋だったんだろうな〜と思われる居抜きの空間ながら、柱にサリーを施したり、

やはり壁にベンガル語らしき文章がつらつらと手書きされている...
(壁にメヘンディでも施したのか?と思うような、美しさだったりする!)

かかっている音楽は、昔の雰囲気の、インド映画とはまた違った音楽。(古典ではない)

安直にボリウッド音楽〜♪とか、日本の有線放送をそのまんま〜♪...とかじゃなく、とても落ち着いてて、他のインド料理店とは一線を画しています。
個性的だわ。いいね、いいねぇ!

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以下、いただいたお料理。
(詳細は省略しますが、写真をクリックすれば、フリッカーのサイトで拡大画像と簡単な説明があります。)

RIMG0116マーチェルチョッチョリコシャマングショマーチェルトークチングリマライググニサフランライスナーンロショゴッラミシュティ・ドイチャイ

どれもこれも、おいしかった!文句なし!
しかも、ルチとまた、似てるようでいて味が全然違う!メニュー名も微妙に違う!
お店の違いか、東ベンガルと西ベンガルの違いか?

特に特に、印象に残ったもの;
ナーン(笑)
ベンガル料理ではたぶん本来は食べないものだと思うけど、高級パン屋で売ってる○○酵母パンとかみたいな、なんともいえない旨みがある!
他のお店では、冷めると急激に不味くなるナーンが大半だけど、ここのはおいしいパン屋のパンと同様、冷めたって単独で食べてもおいしいのだ。

そして、
マーチェルトーク

マーチェルトーク

わかさぎの甘酢煮。この甘酢煮料理は、ベンガル料理で有名なものらしく、ダーリンが特にご指名で食べたのだけど、スパイスが効いた絶妙な甘さ。
スバラシイ!!!!!!!!!

「すばらしい!」「おいしい!」と連発していたら、お食事終了後、仕事が落ち着いた奥様が話しかけてくれて、これが興味ぶかいのなんの。

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「ワタシ、タゴールさんが好きなんです。
私はタゴールさんと同郷のシャーンティニケータン出身です。(コルカタ近郊)

この壁にかかってる写真は、タゴールさんです。
かかってる音楽は全て、タゴールさんの詩の歌です。
壁に書いた文字も、タゴールさんの詩です。」

私より若そうな奥様なのに、「タゴールさん」でお店を統一。
そして、タゴールさんをアツく語る語る。

「インド人でノーベル賞取った人は多いですが、賞を取ると自分が偉くなったように思って威張る人が多いから、ワタシはあまり好きではありません」

おおおおお。

「でも、タゴールさんは違います。ノーベル賞を取った後も、ずっと貧しい人たちに慕われて、周りにいつもそんな人たちが集まっていました。」

※若い方が「タゴールさん」と語るので、最初、知り合いの人かとつい錯覚して話を聞いてました。
しかし、もちろん、あのインド国歌も作った、詩聖・タゴールのことであります。

でも、彼女の時代と全く違う時代の偉人さんを、そこまで身近な存在のごとくいとおしそうに語る姿に、感動しちゃいました。

それから、別の写真を指差し、
「これはサタジット・レイ監督の映画の場所の写真」

渋い。渋すぎる。
涙でそう。

でも、日本語がきれいな奥様、サタジット・レイの発音があまりに日本的だったので、
ベンガル語では、サタジット・レイ監督をどう発音するのか、確認してみました。

ショットジット・ラーイ と聴こえました。

これだけ日本で認知された読み方と実際が違うのに、巧みに使い分ける奥様に、衝撃を受けました(笑)。

(サタジット・レイ監督と黒澤明監督を交えた話もできて、楽しかったー!)

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「ベンガルのことを話すお客さんはあまり来ないから、うれしい」と奥様は何度も言ってました。

「ナンがすごくおいしいですね。でも今日いただいたお料理は、ごはんの方が合っててもっとおいしいと思いました」
と感想を言うと、

「そう思いましたか!
ベンガルではナンは食べないよ。ご飯でカレーを食べるのが一番。レストランでたまに外食してみたいと思ったときにナンは食べることはあるけどね。

本当は全てご飯で食べてもらいたいんだけど、日本のお客さんのほとんどがナンを食べたがるから。外では家で食べないご馳走を食べたいわけだから、ごはんよりナンを食べたい、という気持ちも分かるし。

それなら、ベンガル料理じゃないけどナンもこだわろうと思って、天然酵母で作ってるんです。
ベーキングパウダーとかイーストとか使ってないですよ。」

天晴です!
旦那様も口数は少ないけど、お料理に強烈な主張があると思いました。
ベンガル料理をやるなら日本で最高峰のものを目指す!本物を出すぞ!みたいな。

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初めての来店で、こんなにいろんな面で衝撃を受けたお店は、なかなかないです。
いやいやいや〜、本当に感動した。

私もこれぐらい、筋の通った生き方をしたいと思いましたですよ。
荒川区にこんなお店があったなんて、うれし涙がちょちょぎれます。

また伺いますっ。
ごちそうさまでした!

プージャー Puja (町屋)

もっとサタジット・レイ監督やリッティク・ゴトク監督の映画も観て、お店に伺いたいわ♪

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