Badri (バドゥリ)

Indian Movies / インド映画の話
Badri ピラミッド盤DVDジャケット

Badri ピラミッド盤DVDジャケット

ぐーたらして出来の悪い弟だったヴィジャイが、優秀な兄のとある事件をきっかけに改心、キックボクシングの試合に打ち込むお話。
ナンチャンの【ナトゥ】(1999年)で王子様役で出演していたリヤーズ・カーンが、ヴィジャイのお兄ちゃん役!
同じく【ナトゥ】でナンチャンと監獄の唄を踊った、カシャーン・カーン兄貴も出演!
活動期間がほんの1年ほどだった、シムランの妹・モーナルがヴィジャイと共演!

ヴィジャイ、かなりクズな人間を演じてます。信じられないくらいクズ。ちっとも共感できないし、早く改心してくれ~い!という感じで前半がだらだら続くけど、改心するので大丈夫です。

ヴィジャイが1曲歌ってますが、各種コンサートでも生でこの曲を歌ったことも当時ありました。その曲はスイスでヨーロッパの男子と一緒にルンギを着て踊っててかわいいです。

映画そのものの感想は、まあ、他愛のない、当時としてはタミルではごく普通のアイドル映画かな。とはいえ、私個人にとってこの作品が超重要なのは、2度目のインド旅行中だった2001年1月2日、初めて遭遇したタミル映画の撮影がこの映画だったことです(笑)

Title : பத்ரி Badri(バドゥリ ※ヴィシュヌ神の別名) (2001年 Tamil 165分)
Director & Screenplay : P.A Arunprasad (P.A. アルンプラサード)
Music : Ramana Gogula (ラマナー・ゴーグラ)
Starring : Vijay (ヴィジャイ), Bhumika (ブーミカー), Monal (モーナル)

2001年4月16日(タミルニューイヤー)公開
This was a remake of the telugu movie Thammudu

スタッフ

プロデュース:Burugapalli Shivarama Krishna (ブルガバッリ・シヴァラーマ・クリシュナー)
原作/脚本/監督 : P.A Arun Prasath (P.A. アルンプラサード)
台詞:N.Prasannakumar (N.プラサンナクマール)
作詞:Pazhani Bharathi
音楽:Ramana Gogula (ラマナー・ゴーグラー)
※BGM:Devi Sri Prasad (デーヴィ・スリー・プラサード)
振付:Raju Sundaram (ラージュー・スンダラム), Raja Seker (ラージャ・シェーカル), Ravidev (ラヴィデーヴ)
アクション:Kanal Kannan (カナル・カンナン)
撮影:Shiva, Suresh
撮影監督:Jayanan Vincent ISC
メーキャップ:Nagaraj
衣裳:A.Mohan
美術:G.K.
編集:N.Hari (N.ハリ)

キャスト

Vijay:Sri Badrinatha Moorthy a.k.a Badri バドゥリ
Bhoomika (Bhumika):Janaki ジャーヌ
Riyaz Khan:Vetrinath ヴェトリ(バドゥリの兄)
Monal:Mamati
Malaysia Vasudevan:ジャーヌの父
Kitty:バドリの父
Bhupinder Singh:ローヒト
Kazan Khan:ローヒトのコーチ
Vivek
Dhamu
Anu Mohan
Asish Vidyarthi
Vinuchakravarthi

あらすじ

食堂を営む父親、秀才でキックボクシングの有望選手でもある兄のヴェトリ(リヤース・カーン)と暮らすバドリは、優秀で父親に可愛がられている兄との反動か、お気楽に生きている学生だった。幼なじみのジャーヌ(ブーミカー)は、バドリに想いを寄せていたが、ジャーヌに甘え、いつもお金をせびっている始末。
ある日、大金持ちの娘ママティ(モーナル)に惚れてしまったバドリは、ママティの気をひくために自身も裕福な家の息子であるように見せかけて高い車を買ったりしてしまう。(もちろんジャーヌからもお金を巻き上げている)

ママティはバドリに一度は魅かれたが、バドリの嘘がバレると手のひらを返した。バドリの父は、金を使い込んだバドリを家から追い出した。
そんな中でもバドリに奮起を促そうとするジャーヌ。 幼なじみの誠意に今更気付くバドリ。

尊敬する兄・ヴェトリが、キックボクシングのライバル・ローヒトの差し金で大怪我を負う。バドリは心を入れ替えて、兄の代わりにローヒトを倒すため、キックボクシングの試合に出ることを決意するが…。

Notable Songs

Ennoda Laila

ヴィジャイが歌った曲(ルンギ着て踊る曲は、2000~2010頃はヴィジャイの場合は他にはほとんどないというか、珍しいんでは。)

Salaam Maharasa

特別出演でヴィジャイと踊るのは、ラジニカーント【バーシャ!踊る夕陽のビッグボス】(1995年)の「ラ・ラ・ラーマヤー」の女性リードダンサーとして有名で、その後数年間アイテムダンサーとして南インド映画に出まくっていたアルフォンサ姉さん。

↑ 2000年代初頭の頃のヴィジャイって、あんまりダンスが上手とまでは言えないヒロインと踊ってるときは相手に合わせてスケールダウンしているというのか、手抜き?ヤル気なし?と思えるような時が多かった印象。ところが、この曲みたく踊れる女性が相手だと、ヴィジャイのテンション上がっているというか、キビキビとアピール度の高いいいダンス踊ってたんですよねー。

撮影現場遭遇の想い出

後日追記。

アクション監督、カナル・カンナンとのこの時のことを書いたエントリ

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おまけ
Tamil Star Nite 2002 SingaporeでEnnoda Lailaを歌ったときの動画。
(コンサート現場で観てました! 
会場に入る前、この服装のヴィジャイに遭遇していたので、オフステージと同じそのまんまの姿でステージ上がったのか!とちょっとびっくりした、かな。ステージ衣装を着ていったというよりは、自前の私服だったんではと推測します。同じステージに上がった他のスターたちよりも数段地味というかシンプルな飾らない服装でした。)

ナトゥ

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