Ramya Krishnan (ラムヤ・クリシュナン)

Celebrity / インド映画界の人々の話
【Panchathanthiram】

2017年春、日本で【バーフバリ 伝説誕生】公開。 バーフバリ旋風の中で、女性陣のキャラクターで(主役を喰う勢いで)ひときわ目立ったのが、ゴッド母ちゃんなシヴァガミ様。

シヴァガミ様を演じた、ラミヤー・クリシュナン。(タミルではクリシュナン、テルグではクリシュナと表記されることが多い気がしますが…。
昔ご本人から頂戴した名刺には「Ramyaa Krishnaa」と書いてありました。Ramya は、現地では「ラミヤー」というふうに発音されます)

日本の【ムトゥ 踊るマハラジャ】を筆頭とするインド映画ブームの終焉の頃、【パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ】(1999年、日本公開2001年)のニーランバリ役で日本に猛烈に怖いヒロインとして紹介されたラムヤ姐さん。(当時は、「ランミャー・クリシュナン」と日本語クレジットされていました) ラジニカーントを時にはたじたじにさせてしまうような存在感で、情念怨念めらめらのお嬢様を演じていました。 当時の【パダヤッパ】ファンたちの間では、「ラム姐」などと呼ばれてました。今でも私にはそのイメージが強いので、以下ラム姐で。

【パダヤッパ】2曲目Minsara Poovea(花のような乙女よ)より

2003年にテルグ映画界のクリシュナ・ヴァムシ監督と結婚し、お子様ご出産後、子育てに専念していたのか(テレビ番組はよくでていたけど)映画からは長らく遠ざかっていましたが、【バーフバリ】で、さらにパワフルになって銀幕にカムバックしてきました!
もう、超うれしいです♪♪♪
(子育て中のテレビ出演の頃、いかにもインドのおかあさんらしく、かなり恰幅がよくなってしまっていたので、だいぶそこから身体を絞ってきたのが、シヴァガミ様で分かります。彼女の女優としての意地を見た気がしますね。)

ラム姐出演作品で日本に紹介された映画は、まだたったの2本。

しかし、どっちも彼女の大出世作。恐らくは、彼女の女優としての200本近くのキャリアの中でもマストウォッチの筆頭中の筆頭になるであろう2作。

なにげに、日本でその両方が上陸してるなんて、すごいかも。どっちもDVD出てるし!!!

【パダヤッパ】でラム姐を知り、【パダヤッパ】定期券で2001年春、アホみたく銀座シネパトスに4週間通い詰めました。 もちろん当初はラジニ様が目当てでしたけど、通いすぎるうちに「今日こそはパダヤッパとニーランバリが結ばれるのでは…」と妄想することもあるようなニーランバリ・ジャンキー状態に。
2002年のインド旅行のときには【パダヤッパ】などのスチール生写真を買いまくりました。(映画のネガからプリントしてくれる写真屋さんが当時あったんですよね。今もあるのかしら。)

満を持して(?)、買ったスチール写真からお気に入りの1枚を。 【Panchathanthiram】(2002)から。

【Panchathanthiram】

ああ麗しいラム姐〜。 カマルハーサン主演のこの映画では、妖艶なコールガール役で、でもちっとも湿っぽくなくてもう最高でございました。

タミルナードゥ州チェンナイで生まれ育ち、1985年頃から映画界でのキャリアをスタートさせたラミヤーは、少女時代から大人びたお顔だったようでアイドル女優的にはブレイクしなかったようですが、南インド映画界の各言語の映画、時にはヒンディー映画にまで幅広く出演。 やがて神様映画の女神様役が当たり役となり、テルグ映画界から有名に。 そして【パダヤッパ】で、誰も怖じ気づいて演じようとしなかった「世紀の悪女」役を果敢に引き受け、念願の生まれ故郷での大ブレイクも果たしました。 その後はいろいろとタミル映画でも話題作に出演。

ラム姐って、いわゆる「アイテムソング」(映画の中の本筋に関係なく1曲だけダンス出演するみたいな)出演がものすごく多いんです。
バラタナティヤムとクチプディという、インド古典舞踊で叩き上げた、ダンステクニックと目ヂカラと表情。
インドの女神様も似合うけど、ジーンズはいて現代的なジャンルを踊るのも大得意。
南インド映画界で、セクシーさを打ち出して「アイテムソング」に出演しても、すぐに消えていく女優さんも多いなか、ラム姐はそういう潮流には動じない圧倒的な実力があって、「アイテムソング」要員?としてもずいぶん年齢が高くなっても活躍していました。

スーリヤの【Kakha Kakha】やシランバラサン(シンブ)の【Kuthu】、ヴィジャイヤカーントの【Narashimha】あたりのアイテムダンスなんか、もうほんとにこの1曲だけでも映画観る価値あったー!!!って感じですよ、ええ。 シンブなんか、めっちゃ姐さんより年下の男の子なのに、リスペクトして楽しそうに一緒に踊ってたしね。

Ramya Krishnan

2001年1月7日。お母様と。

2001年にお目にかかれたときは、フルメイクのきらびやかなサリー姿。 うおお、インディアン・ビューティぃぃぃ。
全然(おこりんぼの)ニーランバリと雰囲気が違うー!って感じで、穏やかな口調でお話してくれたのが印象的でした。

9月15日がお誕生日です。 2002年の誕生日に、お会いできたときは、何とご本人、すっぴんで姿を現して、カジュアルに接してくれて、パダヤッパのニーランバリの彼女の解釈などを直に聞けて感激でした。
で、すっぴん姿が、またかっこいいんだなあ。 

2002年の誕生日に。現地ファンクラブの方々。

【バーフバリ】での銀幕カムバックで、更には今年【バーフバリ2】が現地公開になり、姐さんは雑誌の表紙も飾ったりしてるようです。
下の写真は、夏に発売されたファッション雑誌らしいですが、まあステキ。

これから、またいろいろ活躍を楽しみにしています。また踊ってほしいな!
お誕生日、おめでとうございます。

主な出演作、当サイト内で紹介している作品など

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Padayappa
Panchathanthiram
Baba

対面記 (2001.1.7 ~ Part 1Part 2音声メッセージ

昔書いた、紹介ページはこちら。(2006.8.3)

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