クロサワづくし 【生きものの記録】

昨夜は、黒澤明監督の【生きものの記録】を見ました。
ダーリンが、amazonで、先日新古品(マーケットプレイス)をほぼ半額でゲットしたからで。

(それにしても、4月に【生きる】を観て以来、その後昨日までに【天国と地獄】【蜘蛛巣城】【七人の侍】【醜聞(スキャンダル)】…と1ヶ月弱の間にインド映画そっちのけで黒澤明監督作品を観てしまった!)

すごいですね、三船敏郎の老け役!頑固でガタイがよくてワンマンででも実直に生きてきた工場の社長を気味が悪いくらいの迫力で演じていて。
志村喬がこの映画でもまたいいんだわ!(すっかりファン…)
志村喬のとまどいがクライマックスで壮大に花を咲かせるというか、三船敏郎と志村喬の最後の会話がぶっとびすぎて、滑稽な反面それだけ事態は深刻なことをうかがわせ、強烈なラストシーンだった。

黒澤先生、原子力に対して、本気で怒っていて、それを映画に全力でぶつけている様(でもエンターテイメント性も盛り込んで作っちゃってるところがまたすごい)がありあり。
こういう熱い映画、好きだなー!
(こういう強烈な主張をもった映画って、イマドキの日本で制作できるのだろうか…)

観終わった後で、私がインドで一番好きなシャンカル監督が頭をよぎった。
シャンカルも、(現実では無理と分っていても確信犯的に)強烈な世直しモノ(【インドの仕置人】とか【Anniyan】とか)をよく制作するけど、いつも熱い。
熱い映画が好きだー!

そんなわけで、インド映画から離れ気味だったけど、今朝出勤前に15分ほどシャンカル監督の【Boys】を観ましたよ。

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