Kaun (ストーミー・ナイト)

Indian Movies / インド映画の話
前売券の半券

Title : Kaun (ストーミー・ナイト) (1999年 Hindi 89分)
Director : Ram Gopal Varma
Starring : Urmila Matondkar(ウルミラー・マートーンドカル), Manoj Bajpai(マノージ・バージパイ)

ダンス・シーンのないサイコホラーもので、ウルミラーのほぼ独り芝居(登場人物はたったの3人!)という、インド映画としてはかなり変わった映画ですが、むんむん的にはおススメな力作。

出演者等

(日本公開時のクレジット)
監督:ラム・ゴパル・ヴァルマ
出演:ウルミラー・マートーンドカル(Urmila Matondkar)/マノージ・バージパイ(Manoj Bajpai)/スシャント・クマール(Sushant Singh)
製作:ムケーシュ・ウデシー
脚本:アヌラーグ・ガシャップ
撮影:マザール・カムラン
音楽:サンディープ・チョータ
衣装:マニーシュ・マルホトラ

前売券の半券

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Story

嵐の夜、屋敷にひとりで留守番をしている若い女性。
テレビでは、凶悪殺人犯が逃走中というニュース。
女性が心細く感じていると、嵐の中だというのに、窓を叩く音がきこえて…。

むんむん’s コメント

映画公開当時、初日に観に行きました。
ボリウッド映画界のスター女優、ウルミラー・マートーンドガル(【インドの仕置人】のヒロイン)のほとんど一人芝居です。

ダンスにも定評のあるウルミラーですが、この映画ではダンスは封印。
妄想が膨らみ、恐怖が暴走していく演技が圧巻。
ちょびっとだけ出演のマノージ・バージパイの不気味さ、気持ち悪さも際立っていて、ウルミラーの恐怖・苛立ちぶりが更に盛り上がります。
テンポもよくスピーディーに展開していきます。
ダンスはないとはいえ、インド映画的な強烈さはぷんぷん。(とっても強引なラストも含めて!)

長尺だからインド映画は…と敬遠しがちな人でも、インド映画ということにとらわれずにサスペンス映画のひとつとして観ることができるでしょう。

DVDの値段が高いので、それをふまえてもおススメできるかというと、ビミョーだけど、歌って踊るだけがインド映画じゃありません!
ぜひ、機会があれば観てみてください。

パッケージが(普段はとっても美しい)ウルミラの絶叫のすごい形相なので、キワモノと思われちゃうのがちょっと心配…。
(確かにキワモノ要素も強いですが!)

私は、インド映画だということだけでこの映画を鑑賞しましたが、当作品の監督はマサラムービーとしてもかなり有名な方だと後で知りました。
なるほど~、だから(踊りがないし)チープそうな作品にも見えるけど、見応えある仕上がりなんだなあと感心しました。

2002年1月26日 東京・新宿武蔵野館にて初鑑賞。)

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