Youngistaan (若者の国)|日本ロケ

Indian Movies / インド映画の話
Youngistaan shooting, Roppongi, 2013

見ました! 今頃! DVDも買ったのにずっと見てなかったけど、ネットフリックスで日本語字幕つき配信中なのが本日6月30日で終了という情報を見かけて、大慌てで入会して見ました!

 

ヒンディー映画にしては、今時珍しく胸元むきだしにしない主役だなあと
思いながら見ていた、日本ロケ

映画データ キャスト/スタッフ

Title:Youngistaan
Release Date: 28 March 2014
Director: Syed Ahmad Afzal
Cast: Jackky Bhagnani, Neha Sharma, Farooq Sheikh, Boman Irani, Kayoze Irani and Meeta Vishisht

あらすじ

インドを出て海外に留学し、ゲーム制作のエンジニアとして日本で働き、「結婚はまだイヤ」といいながら一緒に住むラブラブな恋人アンヴィル(ネーハー・シャルマ)がいて、「東京大好き!ラブ・イン・トーキョー!」と言って同僚で親友の(カーヨーズ・イーラーニー)と3人でパーティに繰り出す主人公アビマンニュ・カウル(ジャッキー・バグナーニー)。

しかし、バカ騒ぎをした翌朝、父親が危篤の電話。入院先のアメリカ・オーランドに駆けつけると、現インド首相である父(ボーマン・イラーニー)に、最後の願いとして、自分の跡を継ぐように告げられる。

突然28歳で政治未経験でインドの首相に就任することになったアビマンニュは徐々に自覚をもって政治の世界に踏み込んでいくが、アンヴィルとタージ・マハールでイチャイチャしているところをパパラッチされ、更には同じ政党で身内である政治家にはアンヴィルの妊娠をリークされ…

私が日本ロケで見たシーンは

日本に住んでいながら、ロボット・レストランもクラブもほぼ行ったことのない私には
インド人から見る日本のナイトライフっていう視点以前に未知の世界の映像☆
ネトフリに歌の日本語字幕がなかったのは大変残念。この曲の意味を知りたかった〜!

むんむん’s コメント

振り返ってみると、IFFJ(インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン映画祭)の会社さんが日本での撮影をほぼ全面的にサポートしていたのにも関わらず、IFFJで日本上映されることはなく終わり、(海外版)DVDが発売されても、ロケを観に行ったインド映画ファンが多かったのにも関わらずあんまり感想を見かけないという、日本ロケがあったけど後でいまひとつ盛り上がらなかった映画。私もついDVDをいつか見ようと買うだけ買って早何年、状態でした。政治ものらしいので、タミルナードゥ州の政治の映画については多少見慣れているけど、全国区の政治はさっぱり分からないので、英語字幕で見てもあまり理解できる自信がなかったこともあり。。。 なので、Netflixの日本語字幕で見とかなくては!(ありがたやありがたや)

日本語のおかげでだいぶ助かったけれど、政治のエピソードがどうも唐突で、どうやって対策をひねりだして、そのアイディアがどれだけ斬新ですごいのかが、どれもイマイチ伝わってこなくて、ぼやーん、もやもや、が続きました。

政治的なシーンが室内が多くて、日本ロケがあった割には低予算映画というか、スケール感があまりなく、ところどころチープさがあって、これで大国インドの首相の話?というのもあり;;;

テーマ的には面白いです。シャンカル監督の【Mudhalvan】を敬愛する私としては、若者の政治映画自体は興味あるんですけども。ひとつひとつのシーンが共感・感嘆するに至らないというか。何なんでしょ、この中途半端感。

ヒロインとの同棲についても何故結婚はダメだけど同棲はするんだか、それを首相になっても続けているんだか、古くからの価値観の人々に対しても説得できるだけの主義主張が伝わってこないのでねえ。(日本の男女別性議論のように、明確に何かポリシーがあればそれを表現してほしかったな) ま、ロケ現場でヒロインを見てかわいい♪と親近感は持ってたから見てられたけども。ロケに行ってなかったら、「ケッ」とぐらいしか思わず、最後まで映画を見ていられなかったかも〜

(他のヒンディー映画でも時々疑問に思うんですけど、妊娠しても細身のジーンズだったりミニスカだったりピチピチの服装をしていたり、なんかそういうのもよく分からないなあ。インドの伝統的な服のサルワーズ・カミーズとか着てた方がラクだし、お腹や腰を冷えから守ってくれるような気がするんですけど… 映画はファンタジーだ、と言えばそれまでですが。)

ボーマン・イラーニーと首相秘書アクバル役ファールーク・シェーク(本作が遺作だとか。残念。)といった名優と言われる俳優さんが出てくると感情が伝わってくる画面になるけど引っ込むとまた映画は淡々としてしまうので、若手の演技力の未熟さみたいなものも、もやもやの原因のひとつだったんですかね。

(もっと、ボーマン・イラーニーの出演場面が多かったらよかったですね! 息子のカーヨーズ・イラーニーの出番ももっと欲しかった!)

Netflixは公開当時の尺より10分位短いようです。話が唐突な気がするのはそのせいもあるのかしら。後日、襟を正して、DVDでもちゃんと見てみたいと思います。(いつになるか、分かりませんが。爆)
全体的なデキはイマイチでも、志は感じられるし、日本ロケがあった時点で、日本人の私としては、見る価値は十分にありました。それなりに楽しめました!

撮影見学している時は、結構冗長な流れだったし、主演俳優の二人も実物が割と小柄な感じでしたが、件のシーンは流石のインド映画!撮り方が上手で栄えてます!同年に富山ロケ見学した映画の出来栄えも予想を遥かに超えてて驚きましたけど、ファインダーから切り取られる世界って、肉眼で見るものとは別物ですね、改めて。
ジャッキーやネーハー、カーヨーニの日本ロケに来た3人の俳優さん、監督さん、ダンスマスターさんたちの今後の活躍も期待しています!

2013年は、日本ロケが多かったですね!

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