【Suraa】@Golden Theatre

にほんブログ村 旅行ブログ シンガポール旅行へ にほんブログ村 映画ブログ アジア映画(韓国以外)へ (5月16日)  [2010/05 シンガポール(8)]

おいしいミールスを食べたら、一路、Golden Mile Towerを目指します。

Sura
前日にRexで【Sura】を観たときは、他の映画より割高のSGD 12(約800円)だったけど、こちらのゴールデン劇場では、通常価格な10ドル。

後日ニュースになっていたけど、この映画の制作会社はかなり高額で配給権を劇場に売りつけたらしく、多くの映画館で【Sura】は入場料が割高になった。(ラジニ映画では【Baba】以降、いつも割高になっているけれど、ヴィジャイで割高になったのはたぶん初めてかと。)
でも、劇場側が期待したほど観客が来なかったので、損害賠償をせよ、と劇場主たちが団結してヴィジャイ側に要求してきたみたい。

劇場によっては、施設のゴージャスさなどの差や座席の差で入場料に多少の差別化があるのは仕方のないことかもしれない。
予算がきつければ、映画館を観客が選べばいいし。

でも、特定の映画そのものが、高くなるのはいかがなものかと思うな。特にインドは裕福でない映画ファンがたくさんいるのだし。

ラジニヴィジャイといったスター個人の責任じゃないかもしれないけど、こういう流れは歓迎しないぞ。

ってなわけ(?)で、ゴールデン劇場は【Sura】を他の映画と差別化せず同じ料金にしたので、がんばってるなー、良心的だぞ!と心のなかで拍手を送りました。

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さて、2回めの【Suraa】。
実にシンプルですがすがしい映画!

フィッシャーマンなヴィジャイが、キュートでキュートで、もうたまらん!
浜を歩くからか、ズボンも足首が見えるように裾をまくっていて、新鮮。
半袖シャツの袖も、往年のMGR映画で見たことあるような。ちょっとこだわりがある特注品だわ、きっと。

1曲目の、マリンブルーの海をバックに、海の色に負けない鮮やかなブルーのシャツ姿は、ひたすらうっとり!

この1曲目「Vetri Kodi」、近年のヴィジャイ映画にしては大変珍しい。

1曲を、ひとつの衣裳で踊りきってるんですよ。
たぶん、【Sivakasi】(2005年)の1曲目「Vadaa Vadaa」の時以来じゃないかな。

ここのところ、映画ごとに新しい自分を見せたい、というヴィジャイや制作サイドの意識がかなり強いのか、コスプレや変化に凝りすぎる傾向があった。
それはそれでいいけどさ、コスプレよりヴィジャイの踊りをちゃんと見せてよー、と思うこともあったのだ。

でも【Suraa】はシンプルに、初心に戻ったように(?)ナチュラルにヴィジャイを演出してるのが、好感度大です。

1曲目のあと、ヴィジャイが家でサメカレーを作るシーンで。
これもナチュラルでいいのだ、いいのだっ。

もうここまでをスクリーンで観られたというだけで、感激・大満足。

なんていうんでしょうか、スターのよさが画面に現れていれば、映画の内容はどうでもよくなってしまう、という感じ?
そこにヴィジャイが出てれば、それでもうOK!と思わせちゃう存在感。

50作目だからといって気負って変わったことをやるとかではなく、今までの積み重ねを素直に出したというところ?
もっといろんなことに挑戦しろよ、と思う観客にはウケないだろうし、この辺は賛否両論でしょうけど。

傑作だとかとは思わない。

でも楽しかった!

タミル映画はローカル映画なんだし、世界に通用する傑作を作る必要もないでしょ。
これはこれで、いいのだ!
批評とか野暮なことを考えず、素直に感じて楽しめばいいのだ。
タミル映画、ばんざい、ヴィジャイ、ばんざい!

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ゴールデン劇場の日曜日・15時の回のお客さんは100人にも満たない様子だったけど、
落ち着いた中にも楽しそうにしている空気が伝わってきました。
でも、前日のように、ずっと映画を見ながらゲラゲラ笑いっ放しのお客さんも結構いた。

そこまで台詞、分かんないし、他のみなさんと一緒に笑えないなんて、うーちきしょう!
タミル語、もっと勉強しないと!

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Golden Theatre
Rex Cinemasという、3スクリーンもある、ピカピカのタミル映画専門上映館(テルグやマラヤーラムも単発で上映することがあるみたいです。)がインド人街の脇にできたので、今となってはGolden Theatreにわざわざ行かなくてもいいかもしれません。

でも、昔から営業している映画館っていうのは、新しい映画館にはない味があって、これがまたいいんですよね〜。
(Golden Theatreはシンガポールでも古い映画館のひとつ。
タミル映画上映はこの3年位だけれど、それまでGolden Plaza Theatreにいたスタッフが、Golden Theatreに移動した様子。)

プラザ劇場で上映していた時代からシンガポールに行けば通っていて、日本人がよっぽど珍しかったのか、2005年の【チャンドラムキ】を観に行った頃から支配人さんが覚えててくれました。
会うといつも声をかけてくれたり、目で挨拶してくれたり。
ときにはオマケもいただいていた。

シンガポールに知り合いはほとんどいないんで、支配人さんと顔を合わすのが、ささやかな喜びのひとつでした。

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実は前回(2009年末)ここに来たとき、支配人さんが見当たらなかった上に、チケットブースから事務室に目を向けると、支配人さんの写真の額が壁にかかっていて花が飾られていた。

今回、スタッフに尋ねると、やはり「ボスは亡くなった」とのこと。


最後に彼とお会いしたのは、2009年1月にヴィジャイの【Villu】を観に来たとき。
支配人が自らチケットもぎりをやっていて、私を見るや「オッ」という顔をして片手をちょっと上げて笑ってくれた。
あの時は慌しかったし、夜の上映にひとりで来たものだから、その後ご挨拶できなかったんだよね。

あの笑顔が支配人さんとの最後だったんだ。。。

ご冥福をお祈りいたします。
また、残ったスタッフさんたちが、これからもゴールデン劇場をもり立てていけますように!

Golden Thatre
6001 Beach Road, Singapore‎


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いやー、映画館で映画を観るのは、ほんとに楽しいなあ〜。

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