しろうとタミル語講座 第7回 「ぽんが」
■「Ponga」~「行ってください(please go)」 | ||
03.8.8up 【メルマガ第9号(02.7.22.発行)を加筆修正】 | ||
★ポイント★
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■ 「ぽんが」 Ponga ~行ってください(please go) いろいろな映画で、よく『ぽんが』とか『ぽー』という言葉を聞きませんか? 正式(文語体)には、「ぽーんがる」と言い、下記のように綴ります。 ※実際に使う口語では、前の回でも申し上げたとおり、『んがる』の『る』は落ちる傾向にあり、タミル語で『ー』と伸ばす音は、実際は、伸ばす前の音《ここでは『ぽ』》をはっきりと発音する(強調する)ためにストレッチする、という感じで、そんなに伸びては聞こえません。 (日本語が『ー』と伸ばすところ、タミル語では『-』くらいかな?) ということで、『ぽんが』と聞こえます。前回と同様、最後の「が」は「げ」にも聞こえるかもしれません。 『ぽー』(行け)よりは、丁寧な『ぽんが』を使うようにいたしましょう。 バクシーシ(喜捨)をねだる人々に、地元の人が軽い調子で『ぽー』と言って追い払うのは耳にしたりしますが、外国人の私たちが、それをそのまま使うのは、危険かな、と私は感じています。 昨年、シンガポールに行ったとき、タミル人に声をかけられ、即興タミル語講座に発展したことがあります。そのときに、私が「GOって、ぽーって言うんですよね?」と言ったら、 「ぽーだって!? そんな言葉を使っちゃ駄目だ!そういう言い方は、相手を見下していて、相手を傷つけるよ」 と、強くたしなめられました。 でも、強い調子で相手に去ってもらいたい場合(リキシャーの勧誘など、相手がしつこい場合など)には、『ぽー』と言わざるをえないときもあるでしょうね。 |
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最後に、前回予告いたしましたとおり、現地での『来い』『行け』を織りまぜたエピソードをご紹介します。若手スターVijay( )のファン感謝デーの話です。→コチラ 今日はここまで。 第8回につづく。 |
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