本日のNFC上映インド映画の短い感想。やはり【ザ・デュオ】は私のマニラトナム監督映画第一位です、今のところ。
【ザ・デュオ】Iruvar 1997, Tamil サイト内ページ
スクリーンで観たことで、また、こうして再び観るまでの間に別の映画体験などが増えてたおかげで、新たに胸に迫るシーンが多かった。傑作は傑作。
そして現実の今もモデルになっているカルナーニディ陣営とMGRの後継者ジャヤラリターは政権争いをしてるというのが、リアルだ。
●アーナンダンが州首相に昇りつめる前あたりで、サイクルリキシャーワーラー(自転車の人力車夫)の格好で群舞するシーン
MGRのスタイルがキマリまくった傑作、【Rickshawkaran】(リキシャーカーラン,1971年)からの引用!
フィクションであれ、ある程度、真実を下敷きにしているのなら、あんなステキなリキシャーカーランを演じてたころ、MGRの心中は哀しみでいっぱいだけど今は敵となったかつての親友を打ち負かそうとしていたわけだ。
おそらくは、日本ロケの【Ulagam Suttum Valiban】(1973年)の時もそう。
●ラル様のミールスの食べ方:ごはんを手で「下から」ガッとすくって、寿司職人がシャリを握るみたいに手の「上」でこねてから口に運んでいた。
インドの手食の作法として、指の第○関節のあたりまでで混ぜ、手のそれ以外は汚れないようにすること、みたいな記述を見かけたことがあるけど、ラル様のやり方だってアリなんだ!と嬉しくなったw
●プラカーシュラージの脂ギッシュなお顔:色黒に見せるために厚塗りをしてると思われるが、ラル様が毛穴の質感がたくさん映っているのに対し、プラカーシュさんはちょっと嘘っぽくなっちゃったね☆ でもこのプラカーシュさんさいこお。ラル様もかわいい☆
【頬にキス】Kannathil Muttamital 2002, Tamil サイト内ページ
●やっぱりね、紛争起こってる所に子連れでふらふら行くのはよくないよ。スクリーンで観てて以前と全く同じ感想というか、思いを強くした。
●あと、子どもに歌って踊らせる部分が、長ったるい。それだったらシムランとマーダヴァンで踊らせたらよかったのにな!
(でも、あれだけ踊れるシムランが、踊りを封印してこの映画に臨んでるのに、とても魅力的だったので、それまであまり興味がなかったところ見直してファンになったんだよね。。。)
●パシュパティさんが、ゲリラの兄貴役だったと気がついてうれしい。かっこいい♪
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以上2作品、土曜にも再上映です。お時間ある方はぜひどうぞ♪
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