A.R.ラフマーン来日(福岡&広島)祝!福岡アジア文化賞大賞受賞

Event / インド系イベントの話

行ってきましたよー、福岡!
A.R.ラフマーンを拝みに!
9月17日(土)の福岡アジア文化賞大賞受賞記念市民フォーラム「From the Heart:A.R.ラフマーンの音楽世界」に参加してきました。
スラムドッグ$ミリオネア公開時の来日以来です、生ラフマーン!!!

フォーラムの内容は、他の方のレポート(
cinetamaさんのレポート   ソニアさんのブログ)におまかせするとして、
ラフマーンの靴がすごくキュートだったのが印象的でした。(ソールに金色のラインっぽいのが入っててさりげなくキラキラしてるの。)
後、ラフマーンが「ビートルズ」を持ち出したのも印象的だった。
(そうなると、マイケル・ジャクソンは?マドンナは?とあれこれもっと影響を受けた洋楽について聴きたくなっちゃいましたけど。)

コンサートは、ラジニやヴィジャイの映画以外、近年の作品に疎い私には聴いたことがあるようなないような…というラインナップのような気がしていましたが、終わった後で冷静になって考えてみたら、ほぼみんな聴いたことがある曲でした。
特に「まだ聴きたい?」と言って【ボンベイ】の曲やるよと言ってたやつなんか、元が男性ボーカルなのを女性でアレンジしていて、タミル語じゃなくヒンディー語で歌っていたので、舞い上がっていてその場では何だか分からなかったようです。

でも、この至近距離でこんなミニマムなメンバー(ラフマーンの他は、シタールとギターとボーカルが一人ずつ)での演奏を見る機会なんて、この先あるんだろうか?ってぐらいの贅沢な数十分。(2003年にマレーシアのコンサートで観たときもスタジアムコンサートで、最前列だけど10メートル以上は絶対離れてたもんね。)
女性ボーカルの方が、すごくキレイな方でした。昔のツアーで観たことがないお顔だったのですが、近年ラフマーンに気に入られて活躍されてる若手の方みたいですね。

【ムトゥ】や【Lingaa】あたりの曲を期待していた5歳のむすこも、曲が終わるたびにたくさん拍手してました。

せっかくピアノがメインだったので、個人的にはアジアフォーカス福岡映画祭で上映された【頬にキス】のラフマーンの弾き語り曲とか、とにかくラフマーンのボーカル+ピアノ曲も聴きたかったです。
欲張りですね。
でもそれは、次の来日公演の実現の際の楽しみにとっときます。

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福岡アジア文化賞公式サイトのレポート

終演後、興奮気味で入口前の看板前で記念撮影。
私の着ているのは、ラジニの【BABA】です。もちろん、ラフマーンが音楽担当の。
開演前、並んでいる間などになつかしい方たちにたくさん会えたのも嬉しかったですねー。

東京方面から駆けつけた方たちもたくさんいて、楽しい連帯感も味わえました。


その後は、ラフマーンに会えた幸せを分かち合う会というオフ会へ。
kyoheki(yama-g)さんが音頭を取ってくれて、南インド料理で近年福岡で評判の106さんに何度も通って準備をしてくださいました。
全国からラフマーンのために集まるんだよということで、お店のラジェシュさんたちもいろいろ気合いを入れてくださったみたいです。

すると、ラフマーン来日後に、ミラクルが!

なんとそのお店にラフマーンご本人が食べに来ちゃいましたよ。しかも気に入って2日連日来たとか。

その評判も広まったのか、106は大満杯。

arr-autograph-2016 

ラジェシュさんが、お店でもらったラフマーンのサインを見せてくれました。

なんか、ラフマーンのサインは年々、簡略化されているんだなあ。
それだけ、年々サインする枚数が増えていて、それだけラフマーンがビッグになっているってことなのかも。

ラジェシュさんに、ラフマーンは何食べてたんですか?と尋ねたら、
「とてもシンプルでした。ラッサムライスとハニーティーとか」とのこと。

矢萩多聞さんの【インド・まるごと多聞典】でのラフマーンインタビューでは、精神統一をしたいときなどは断食してしまうこともある、とのこと。
日本ではどうなるのかなと思ってたのですが、ばっちり、故郷の南インドの一番ベーシックなものをお召し上がりになってたんですね。

帰りに気づいたんですけど、
そういえば本日のオフ会メニューは(事前に参加者のリクエストをいろいろ応えた結果)南インドの肉料理メニューのオンパレードで、ラッサムはなかったな。
次回、福岡に来たときには106を再訪してラッサムライスも食べたいです!

最後に、ラフマーンがお食事された席も、座ってきましたw

サラーム海上さんのレポートでも、お食事のことについて言及している。
日本語のレポートって生々しくていいですね。

オフ会は、ラジニファンやラフマーンを追っかけした経験のある人たちが近くに座っていたので濃い話もいっぱいできたし、
九州のインド好きな方たちとご挨拶できて楽しかったです!!! 
mixi上で昔やりとりしたことのある方とご対面もできました。

yama-gさん、ありがとうございました♪


翌日、ラフマーンは朝早く福岡を出発してしまうらしいと聞きましたが、朝早く帰国ではなく、なんと朝早く福岡を出て広島に向かったそうです!(で、夕刻に帰国)

タミル映画では、よく「Hiroshima」「Nagasaki」という単語が出てきます。
「広島や長崎のような悲しい出来事があった日本が、(あんなに小さな国なのに)復興を果たし、アジアの中で驚くべき早さで高度経済成長をした。なのにインドは(その間どうだった)?」というニュアンスで、日本へのリスペクトの象徴としてシャンカル監督の映画なんかには出てくることが多い。シャンカル監督映画の作曲も多いラフマーンも当然そういうことを感じていたりするんでしょうか。

でも、もう単純に、(イベントがあったわけではないのに)わざわざ広島に立ち寄ってくれたのは、鳥肌。
古くは1991年のジョージ・ハリスン、つい昨年はジミー・ペイジとか、広島訪問してくれたけれど、インドのラフマーンまで!

以前CNNのインタビューだったかで、「自分は政治には立ち入りたくない」ということを話していたけれど、平和への祈りを、広島に捧げてくれたのは日本人として本当に嬉しいし感謝です。

ラフマーン、ありがとう!

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