あまや座に【グレート・インディアン・キッチン】を観に遠足

Indian Movies / インド映画の話

昨日あまや座に、2018年8月にバーフバリを観に行って以来、約4年ぶりに行ってきた!

2018年8月4日に観にいったバーフバリ

この時が、山田桂子先生がテルグ映画についてトークするほぼ初めての機会だったと思う。
(ただし、なんどり以外の公の場で、という意味で! なんどりでは2014年に開催していたからね!先見の明がある。笑)
少なくとも東京界隈ではやっていなかったから、桂子先生の本拠地が茨城大学というご縁であまや座でのトークがある、と聞いたら這ってでも行かなくては!と思って行ったのだった。
オフレコということでバーフバリやら何やらの裏話が機関銃のようにポンポン飛び出して、面白かった。

↑ 実はこの時のバーフバリの動員がすごかったことがきっかけで、あまや座はインド映画特集を定期的に組むようになったんですって。
あまや座のインド映画「伝説誕生」の現場に立ち会ってたことになるのね。光栄です。

茨城県唯一のミニシアター あまや座

あまや座の2017年開業前後の奮闘は、↓の記事に詳しい。

「スーパーあまや」は廃業して建物はそのまま残っていて、映画館のあまや座はその横に建っている。
(「スーパーあまや」の看板に「座」をくっつけて、「スーパー」がついたままで何年も立ちっぱなしなのは、ご愛嬌!)

4年前も、瓜連駅からあまや座までの道中で、営業している飲食店は一つも見かけなかったけれど、今回もコンビニも含め、食べ物を調達する店は1軒もないのだった。
(平日しか営業していない店、というのはあるのかもしれない)
1時間前に到着したので、大内支配人にご挨拶してしばし立ち話の後、敷地内の片隅で、水戸駅で買ってきた奥久慈しゃも弁当を食べました。

この中で孤軍奮闘?しているあまや座、すごいなあ。

31席(補助席を出した時で40席位)の劇場、スクリーンの左脇のドアを開けるともう屋外。そんな小さな映画館。
コロナ下で13席で営業していた時期もあったそう。 3/21にまん防が終わって都内では全席開放にしている映画館も多い中、まだ自主規制を続けているようで、本日も17席で定員。
満席。

3回目の【グレート・インディアン・キッチン】

私みたく、都内から遠征してきているのかなと思う人もちらほらいるけれど、17席の定員の半分以上は地元のお客さんなのではなかろうか。

【グレート・インディアン・キッチン】、映画館で観るのは3回目。
マラヤーラム映画の俳優さんの顔の区別がついてなくてちょっぴり大変だった1・2回目に比べて格段についていけた。
(最初のお見合いシーン、新郎側の付き添いは親じゃなかったのね。仕事場の同僚?)

私、初めてじゃない映画で嫌いだったり見ていて辛いシーンの時は時々寝落ちしちゃうんだが、外食して外と家での食事マナー云々で一方的に夫が怒りまくる最低シーンとか、今回もまんまとすっかり無意識に寝てスルーしていた;

1回目観た時に、何とまあ偶然、近くの席に桂子先生夫妻が座ってて、帰り道にこの映画に対する違和感について話が盛り上がったけれど、今回トークするにあたり、桂子先生はその違和感もやもやの根拠を見事なまでに言語化し、機関銃のように説明するのであった。

元々、インドは「女系家族」で、家の中で財産管理を含め女性が権力を握る。家の中のことは徹底的に女性が守ることはあっても、男性がそこに立ち入れないということはない。そして家の修繕や外での買い物は男性が率先してする。

生理用ナプキンも、インドでは本来男性が買いに行くもの。

えー。それは知らなかった。それって、日本だとあまり聞かない(女性が人に見られないようにこっそりと買うことになりがち)だよね。ある意味インドの方が進んでる!
だから余計にこの【グレート・インディアン・キッチン】での夫の態度が、変に感じるんだ。

「外の者に家族の女性を避難された男性は、徹底的にその女性を守る。妻のFBのシェアを削除せよと乗り込んでくる信者仲間もおかしいが、それを受け入れて妻を避難する夫、というのは昔からのインドの家族の考え方からすると理解し難い」

それぐらい、ある意味「女性への嫌悪」が普通じゃありえないほど滑稽にデフォルメされているとも言えるのか、オーストラリアでの映画評の中には、「コメディ映画である」というものもあったらしい。

元来、インドは「女系家族」だったが、イギリスの占領下で西洋の「家父長制」が混じり合って、あの映画のような価値観の家も近年出てきているのかもしれない、という目から何度でも鱗の落ちる話でした。

キリスト教徒の監督が作ったこの作品、本当の意図は如何に。解釈がガラっと変わってしまうかもしれない。
他のインド映画も、「家族」という視点を意識して見ていくと、いずれうっすらとでもわかるかな。

いやいや、ディープなトークショーでした。タポシさんのスライド作成も大変だったことと思います。二人の熱量を浴びて、幸せな時間でもありました。

↑ まだ喋り尽くしてなかったようですよ、桂子先生!
いずれ、第2弾・第3弾と開催されるといいな!

2週間後、ここで【Sarvam Thaala Mayam】(響け! 情熱のムリダンガム)上映

今回、あまや座に行ったのは、2週間後に、自分が推し活高じて買っちゃったインド映画を特別上映していただけるということで、映像素材の受け渡しも兼ねて。
「インド映画ファン」ではない、あまや座が好きで通っているお客様も多いようなので、2週間後のトークはインド映画ファンに向けてだけじゃなく、皆さんに気づきになる話を少しでもできたらいいなと、山田桂子先生の熱情と明快なトークを聞いていて、気が引き締まったよ。
桂子先生にトークにせっかく加勢していただくので、私もテンション高く、この映画のいいところを、思いを載せて語れるようにしたい。

左から:タポシさん、山田桂子先生、私、大内支配人

楽しみー!

【Sarvam Thaala Mayam】(響け! 情熱のムリダンガム)上映 <2日間限定上映
2022年4月16日(土)14:00〜16:21 上映後スペシャルトーク
2022年4月17日(日)14:30〜16:51

あまや座のサイト

おまけ:水戸の桜

連れて行ってくれた、Yさんありがとう♪

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