【マッカートニー・ミュージック】読み終わった

Books / 本の話


2歳7ヶ月のむすこは、私が会社から帰るとべったりくっついてくる日々。
家で読書する場合は、ひたすら絵本の読み聞かせです。

むすことべたべたする毎日はとってもデレデレで幸せだけど、通勤電車に揺られている間がほぼ唯一の自分が好きに本を読める時間。とっても貴重!

ということで、ポールの来日公演が終わってからこの1ヶ月近く、通勤時に読んでいた本がこれです。
マッカートニー・ミュージック ~ポール。音楽。そのすべて。
結構ボリュームがあって、堂々416ページ。
読むのが遅い私は、やっと今日、最後のアルバム【NEW】のページまで辿り着いたですよ。

ポールって、今さらだけど、いっぱいアルバム出してたんだなあ。
(もちろん、この本に掲載されたアルバムはひととおり自分も全部持ってるんだけども、何枚あるとか数えたことないし☆)

この本は、ポールのビートルズ以後のソロやウィングス等の活動を最初のアルバムから順々に聴き込んで1曲ずつ全て解説してるもの。音の重ね方だったり、録音のテクニックだったりの側面からだったり、録音当時の世間の音楽のトレンドから比較していたり。
音楽を演奏したり制作してる方が執筆しているものは、映画監督が映画のことを語るのと同様にとても興味深い。自分はただ好きだ好きだとわーわー言ってるだけで、好きだと思うその理由を具体的に曲ごとに言えないもんね~。

よくある来日だとかイベントに合わせて制作されたライターさんが突貫工事のように執筆したものの寄せ集めのような本とはひと味もふた味も違う。
1年かけて全部聴き直して執筆したそうで、全曲、ほんとうに1曲ずつ解説してるのとか、気合い入ってます。(好きじゃない、の一点が指摘されただけでスルーされてる曲もあるにはあるけど。。。)

私が傑作と思い込んでた曲が、この本によると駄作とされていたり、自分の感想と全然違う評価がされてる曲が結構多かったのも、非常に面白かった☆
(結構ズバズバ言いたい放題なので、こういうのを小出しでtwitterとかで発表すると、炎上したりすることもあるんだろうなあ、とか思ったり。。。書籍ならでは、ですなあ)

全曲書いてあるといっても結構ムラっ気があるのも、人間味が溢れててそれはそれでよし。
何よりも、言いたいこと言ってるけど、ポールが大好きだっていう著者の愛が伝わってくるから読後感がとてもよかった。

年末年始のお休み中、ポール、聴くぞー。

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