Allauddin (アラジン)

Allauddin / Alauddin
アラーウディン(アラジン)
公開日)2003/08/15 言語)Tamil
監督) Ravi Chakravarthi 音楽) Mani Sharma
DVD) DVD:PYD(字:英)
主役) Prabhudeva (プラブデーヴァー:アラーウディン), Ashima
悪役) Raghuvaran (ラグヴァラン:ガンガダル) コメディアン) Charlie, Dhamu, Vaiyapuri
共演) Manivannan, Sukran,
Story)   Dialogue)   脚本) Ravi Chakravarthi
振付) Prabhudeva アクション監督)   制作 / 提供) Sudhirkumar
その他スタッフ) 編集:B.Lenin-V.T.Vijayan, 撮影:Ramnath Reddy,

挿入歌)
♪ Uganda (Shankar Mahadevan) lyrics:Varman
♪ Yaaro (Chithra) lyrics:Yugabharathi
♪ Ukku (Shankar Mahadevan) lyrics:Varman
♪ Yendi (Kavita, Ranjith) lyrics:Vijay P
♪ Jeeboomba (Shreya Koushal, Kalpana, Karthik) lyrics:Yugabharathi
♪ Goyakka (Mahalakshmi, Karthik) lyrics:Arivumathi

見所)
●主役の人物設定。物語の伏線への使われ方が見事。
プラブデーヴァーのダンス。
ラグヴァランの久々のぶち切れた悪役ぶり。

あらすじ)
 1970年代後半、大晦日にラジニ&カマルの【アラジンと魔法のランプ】を映画館で鑑賞して出てきたスラム街の大人たちは、捨て子を見つける。彼らは捨て子を映画にちなんで「アラーウディン」と名付けて、みんなで育てようと決めた。
 アラーウディン(プラブデーヴァー)は、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教など宗教がバラバラのたくさんの両親の愛を受けて育ち、スラム街で頼りにされる若者に成長した。
 そんな彼を、ミス・チェンナイにも選ばれたお金持ちの娘(アーシマー)は、育った環境の違いに戸惑いながらも愛している。

 アラーウディンは、金持ちの家で盗みを働いては、金品をスラムの人たちに分け与えていた。人々も、【アラジンと魔法のランプ】のように、アラーウディンが自分たちを助けてくれる、と慕っていた。

 ある日、悪徳権力者ガンガダル(ラグヴァラン)の邸宅に忍び込むと、ガンガダルが口論の末に相手を殺した現場に遭遇してしまう。このことにより、アラーウディンは命を狙われ...。

制作Note)
▼ラジニ&カマルの【アラジンと魔法のランプ】(1979:Tamil,Malayalam)のストーリーが伏線になっている。
▼実際、上記の映画が冒頭で登場する。当サイト掲示板過去ログ参照。 ▼ラグヴァランが、演じていて充実していた、いい映画だ、とコメント(2003.8.28)
▼制作開始から公開まで、長期に渡ってしまい、プラブデーヴァーの久々の主演作だが、話題性がなくなってしまった模様。→フロップ。しかし、レビュー記事は概ね好意的なものが多い。
▼レビュー Sify [Web]

コメント)
 ラグヴァランに「この映画はいいぞ」と言われて、彼にわざわざ映画館の行き方も教えてもらって観に行きました。
 いやー、ラグのキレっぷりが爽快で、かつカッコよくて、それだけでも大満足(笑)。
(右手親指を切断してしまったことに気がついたラグのリアクションぶりが、もう最高!!! 観た翌日、ラグに「親指、ある?」と聞いたら、「あるよあるよ」と笑ってた。「あの切れて落ちた指は、プラスティックでできてたんだ。よくできてただろう?」...確かによくできてたけど、不自然なほど長い親指でした!)

 映画全体の出来も気に入ったので、その後もう一度観に行っちゃいました。

 主人公のアラーウディンは、スラムの住民のみんなに育てられ、どの宗教にも敬意を払う若者。異教徒同士の対立等が問題となっているインドにおいて、アラーウディンのようにどの宗教も受け入れる、というのは理想であると思うし、そういう人物設定って今までの映画で案外少ない。
 だから、この着眼点は大変素晴らしいと思うし、この複数の宗教の信者である、ということが主人公の身を助けることになるシーンが出てきて、大変興味深かったです。
 近年ヒット作に恵まれていないプラブデーヴァーの久々の作品だった、ということもあるのか、残念ながらあまり話題にならず、フロップ扱い。(実際私も、ラグに話を聞くまで、この映画に期待していなかった。)

 主人公は「スラム」の若者なので、プラブデーヴァーのようなスリムな役者がすごくマッチしていたし、彼自身もとても好感のもてる演技をしていた。(もうちょっと、表情が豊かだともっとよかった、と思うけど)
※ただし、アラーウディンはいつも黒い人民帽(?)をかぶっている。チェンナイでこの設定は暑苦しい感じがするし、何故、「人民帽」なんだ?(笑)

 音楽は、マニ・シャルマー。「アラジン」をモチーフにしたアラビアちっくな曲など、私は結構気に入りました。(レビューによっては、あまり評価されてないのが悔しいぞ。)

 派手な映画ではないけれど、観て損はない、いい映画だと思います。こういう映画が話題にされずに消えていくのは、もったいないよ!

allauddin


ラグの役
悪徳権力者Gangadhar役。ラグが久々?にハイテンションで血も涙もない人を演じている。途中、右手親指を切断して失い、更に執拗な人物に。が、ラストで意外な真実を知り...という役柄。

2003/08/28、チェンナイのアヌ・イーガー劇場で初鑑賞。2004/02/19記。

★佳作