【ヴィクラムとヴェーダ】@東京国際映画祭

東京国際映画祭2017で、インド映画1本観ました。 
今年はいつにも増して、会社員やってて幼児子育てしてる私みたいな人には、インド映画上映が優しい時間帯じゃないのばっかりですね;;;

ってな訳で、今年は1本。(あ、昨年もか)
昨年、リンゴ・スターの来日公演などとかぶりまくって行けなかった、マーダヴァンの主演作であります。 で、ヴィジャイ・セードゥパティもダブル主演。 豪華!
(でも、マーダヴァンが先輩格でマーダヴァンが先に紹介されてるけど、タミル映画界に限っていえば、たぶんヴィジャイ・セードゥパティの方がたった今は勢いや人気は大きいんじゃないかな、と思う)

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いやー、芸達者なみなさんで、単純に面白かったです。

主演二人はもう世間的に「上手い」「信用できる」俳優さんたちなので云わずもがなで、
あとからあとから悪役ばっかりが出てくる。イイ人かと思ったらやっぱり悪役悪役悪役…
その逆で悪役かと思いきや、イイ人で、でも話が進むとやっぱり悪い人?あれ、やっぱりイイ人?…という展開。

で、悪役の親玉級の一人、チェタ役が、こないだの【メルサル】でヴィジャイに最初に華麗に成敗された悪役さんではないですか!
(Hareesh Peradiさん。ケーララで有名な舞台俳優さんで、この近年タミル映画などにも進出して露出が増えてるらしい。Wikiだと【2.0】にも出演してることになってる。)
あ、メルサルの他ではこんな感じなんだ、とそちらにも興味しんしんに。
他にも、【カバーリ】で、インド人で一番悪い悪役だった人(Kishore Kumar Gさん)がこっちでもセクシーさをふりまきつつ威張っとる☆

なんか、「悪役が魅力的だと映画が盛り上がる」っていう説(?)の典型的な事例の作品でした。マサラムービーの新機軸、って感じですね。

マーダヴァンは、2000年代前半も、アジアフォーカス福岡国際映画祭で2年連続で主演作が取り上げられていて、今は東京国際映画祭でまたも2年連続!
映画祭の選定者に気に入られる秘訣があるのかしら。ヴィジャイ・セードゥパティも玄人受けしそう。
どっちも好きだし、タミル映画の新機軸を日本語字幕つきで、いい上映環境で紹介してもらえるのは、ありがたいことです。



…でも、【メルサル】の余韻がいまだに続く私としては、一晩でこちらの映画からメルサルモードに戻っちゃっているんですがw

TIFFは、一般公開にかかりにくい意欲的な作品を紹介していくというコンセプトもあるそうですが、日本でマサラムービーが公開されにくいのも事実なので、もっと王道的にマサラマサラしたインド映画もTIFFで紹介してほしいなあと思います〜。
要するに、ヴィジャイとかアジット(もちろんラジニもね!)あたりのスター中の大スターが、「今でも王道なマサラムービーやってますが何か?」な勢いで紹介されてほしいのでした。(笑)

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