【女の運命は髪で変わる】佐藤友美著

Books / 本の話

「女の運命は髪で変わる」

・・・うわー自分が手に取るなんて、今までの自分としては壮絶小っ恥ずかしいタイトル。

でも、会社員の出社を終えて有給休暇中の身である私が、もうすぐ有休が終われば会社員でなくなる。
雇われ身分で、表に出ていくことがほとんどなく、育児中で髪の毛にまで手が回らんし、手を回してもこんな環境ではあんまりモチベーション上がらないし・・・
なーんて今まではそう思ってて、
美容室に行けば「ママ会社員が朝あまり手をかけずに何とかなる、(あまり手をかけられないので高望みしないけど、そこそこかわいい)頭にしてください」というオーダーをこの10年ほどずっとしていたのである。

これからは、起業家になるんだし、そういう言い訳はきかないので、少々仰々しくても「マインドセット」を変える必要がある。

図書館にあったこの本を見かけたとき、たった今の心境としてはこれぐらい仰々しく考えたりしてみることも必要か!と感じたので借りてみた。

で、読み終えた翌日、本も持っていって、
「稼げる頭にしてください、言い換えれば、仕事のできそうな人に見える頭にしてください」

と、本に書いてあるまんま、この5年位通っている、美容室のMさんにオーダーしてみた。

Mさん、固まる。



そりゃそうだ。「ブロー下手くそで育児中なので、髪の毛扱う時間は短くてなんとかなって会社に行っても変じゃない頭にしてください」というオーダーだったからな。

稼げるヘアスタイル、ってストレートすぎるけど、仕事ができる、信用してもらえる雰囲気になるということだもんね。言うのにはちょいと勇気が必要だったけど、数日後に独立してやろうとしていることについて相談にいくアポイントを取ったから、気分を変えたいんですよなど、しどろもどろで要望を言語化して、ちょびっとだけ、ヘアスタイル変えてもらった。
美容室側のヘアカットだけじゃもちろんダメで、自分自身も手をかけなければならないけれど、そこは腹を据えてだね。

「うん、仕事できる人に見えますよ!」
とMさんに見送られて美容室を出た。

「女の運命は髪で変わる」
うん、そうですね。
少なくとも、そう意識して美容室へ意思を伝える行動をしただけでも、めっちゃレボリューションを起こした気分。

とりあえず、本に書いてあるところで自分にもできる、シャンプー後にドライヤーを上から当てたら、温風の後冷風も当てることをこの数日頑張ってます。
で、まあまあいい感じな気がする。

40代半ば頃まで、3ヶ月に1回とか年に数回しか美容室に行っていなかったのが、何となくここのところ年10回位は行くようになっていた。
中年になって、毛先を揃えたりすることが身だしなみ的に手っ取り早いような感覚が年々強くなっていたのが、この本読んで腑に落ちた。
言語化してスッキリしたことだし、これからはもっと前向きに美容室行こう。

勝間和代も、この本をお勧めしてたんですね。全然知らなかった。


しかも、ベストセラーだったのね。

図書館は、自分が思いもよらない本にふっと出会えてよいですね。
この本で、ちょっとした一歩を踏み出せたかな。
図書館ありがとう♪

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