くじらびと

すごい映像だった。
でもさらに衝撃なのは、インドネシアのガスも水道も通っていない島の鯨漁を何十年間も追いかけて写真や映像を撮ったという人が、日本在住の日本人だということだ。
すごい熱量だ。狂ってる。

マサラワーラーの武田さんがすごく感銘を受けたって言ってたのを覚えてたから、今日やっとシネマチュプキタバタで観た。
行く直前に、くじらびとの公式サイトを見て、「誕生秘話」のページがまあ凄い吸引力。
(PRの勉強中の身として、この「ストーリー」はまさにこの映画を見てみたい!と思わせるに完璧で、感動の嵐だった!)

一個人のこれを記録して伝えたい、という情熱で個人制作でこんな壮大なドキュメンタリー映画ができてしまうのか。
アイディア絞った低予算でも秀作な見応えあるドキュメンタリー映画は数多いけど、(鯨漁を撮ろうとしても鯨が現れなかったりして滞在費がかさんだり、どれだけ待てば終わりにできるかが自然が相手だから計画が立たない)この映画は取材にお金がかかりまくるだろうなと感じる。

そうしたら、エンドロールにスペシャルサンクスや何とかプロデューサーという人が延々と出てくるから、クラウドファンディングで制作してたことを知った。
家帰って、延々とそのクラファンのページなども読み耽ってしまった。
酔狂とか通り越して振り切れてて崇高。クラウドファンディングで応援した人もなんと多いことか。凄いわ。
日本映画が近年つまらないとかいう議論はあほらしいわ。

昨日のシネマチュプキタバタのシンポジウムや制作ドキュメンタリーでも、平塚代表の「情熱の人」ぶりに心を刺しまくられたけど、今日も今日でやられた〜。

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