ポール・マッカートニーを秋の夜に想う Driving Rain

Paul McCartney / ポール大好き!の話

11月12日発売のポールのニューアルバム、「Driving Rain」を今聴いてます。
ニューアルバムを初めて聴くときはドキドキする。
ドキドキする原因は、自分が今度のアルバムは気にいるかどうか、ってこと。これが気に入らないと、次の「気にいる」オリジナル・アルバムに巡りあえるのは何年後?って思っちゃうから。
ポールは1980年代前半までは、ライヴとかベストとか、クラシックとか企画ものじゃない、いわゆる「オリジナル・アルバム」を年1枚くらいのハイペースで発表してたけど、その後は数年に1枚に減ってしまった。
この10年くらいは新作を祈るようなキモチで、最初の1回は聴いている。

今4曲目に入った。アルバム・タイトルの曲。10年前に比べると、ポールはほんとにオジサンになったな。テンポが少しうざったい感じになった。
でも、この10年で一番シャウトしてる。きっと、何かをふっきったポールなんだなあ。
来年再婚するという、ヘザーさんともきっと安心できる関係を築いているんだね。
今年1月に彼女とインドに滞在していたときに作った曲、というのが何曲も入ってる。(私も今年の1月はインドに行ってたんだよ~。場所はポールと全然違うけど!インドにいたというのを知って、ときめいてしまった…)

ポールは今年でレコードデビューして40年なんだということを、今さらながら気がついた。
私のポールへのキモチももうすぐ20年なんだよね。
声がひどくなった、すげえ駄作を発表した、ポールはどこへ行っちゃったの?って思ったころもあった。
でも、ポールから離れようなんて思ったこと、一度もなかった。
他のアーチストに目移りすることはあっても、きっとこの人のこと、一生スキだなあ、ってキモチが今でも変わらない。

7曲目になった。やっぱりだるいテンポの曲だけど、でも来年60歳になるポールがイキイキと歌ってる。
ライナーノーツを読んだら、1998年に亡くなった、奥さんのリンダと出会った日のことを歌ってるという。題名は「マジック」…
もうすぐ還暦を迎えるオジサンが、34年前のある日のことを、こんなロマンチックな題名をつけて歌うなんてね。
さすがだよ、また泣けてきたよ、ポール!
ライナーノーツを書いた松村雄作さんも言っているけど、私も「死ぬまで、あなたについていきます」

だるかろうがなんだろうが、じじいロック、万歳!すごく気に入ったよ。

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