Indian Movies / インド映画の話

ティルマライとミールスと私[上]

2016/06/06

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今週末の10月6日(日)は、私の大好きな映画【Thirumalai】(ティルマライ、と読みます)と、映画の中で出てくる重要なアイテムの、南インドの「ミールス」を楽しむ会なんです♪

2003年秋のインド公開時から現在まで、Thirumalaiについて、自分の想いの丈を思いっきり書きまくりたいと、何度も思って早10年(あっというまだった!)。
今回せっかくなので、数回に分けて書いてみます☆

10月6日(日)第9回なんどり映画俱楽部【Thirumalai】
うちのサイト内映画記事【Thirumalai

インド料理とインド映画

右上の写真は、映画の中のヴィジャイラグヴァランたちがミールスを食べるシーンと、そのミールスのクローズショット。
ごはんや、ごはんにかけた「サンバル」が湯気が立っているのもはっきり映っていて、すごーくおいしそうなシーンじゃないですか?

10年前の公開当時は、字幕なしで観ていたことと、南インド料理に対する知識が無いに等しかったので、ただおいしそう、と思ってたぐらいのシーンだったのですが、年々、このミールスのシーンが、主人公の生い立ちを表現していることがじわじわと分かってきました。

3年前に、この映画にフリーソフトの「SubtitleWorkshop」で、DVDについていた英語字幕をもとに、タミル語音声で聞き取れた部分を補完して、日本語字幕をつけてみたんです。
このミールスを食べているときのヴィジャイのつぶやきや、周りの人の台詞を翻訳したときに、誰かのお宅でいただくミールスっていうのは、こういう意味があったんだ!とびっくりもしました。

ますます、この映画に感動して、ますます、好きになっちゃいました。

インド映画って、食事シーンがよく出てきます。
そこに出てくる料理だったり、その料理に対する登場人物の表情などで、映画の背景などが台詞なしでくっきりと表現されていたりします。
南インド料理を食べる機会が増えると、タミル映画や南インド映画を観たときに、台詞なしでもそのシーンの意味が結構分かるようになります♪
南インド映画のファンの方は、絶対、南インド料理を食べといたほうがいいと私は思っています!

今では、このミールスのシーンはタミル映画史上でも類い稀な素晴しい食事シーンだと、大げさでなく確信しています!
何度観ても、心があったかくなります。

ラグヴァランと、南インド料理

Raghuvaran '022008年に49歳という若さで天に召されてしまったラグヴァランというタミルの俳優さんが、ものすごく好きです。
日本での公開作でいうと、【アルナーチャラム 踊るスーパースター】や【バーシャ!踊る夕陽のビッグボス】で、ラジニカーントと対決する悪役がとても印象的です。
(【ムトゥ踊るマハラジャ】や【ボス その男シヴァージ】にも出ています。)
アンジャリ】では、主役で心優しい父親役を演じていました。

【バーシャ!】のマーク・アントニー役でイチコロとなった私は、
生前、チェンナイの彼のお宅を訪問したりして、交流させていただいていました。

何を隠そう(?)、私が南インド料理にはっきりと興味をもったきっかけは、ラグヴァランです。

何回か、お食事を一緒にさせていただきましたが、ラグがなんか素麺みたいなのにカレーをかけて食べてる!あれは何だ!?と思ったのが最初だったと思います。
(正解は、イディヤッパンです!今思えば、クルマをかけて食べてました。)

イドゥリの食べ方を教えてくださったこともありました。
5本の指で南インド料理を手食する喜びを、2002年にラグが教えてくれました。

そのときのことを書いた記事:Raghuvaran (2002.9.22)

日本でも2003年から、現・ケララの風IIのオーナーシェフのN-jiriさんが主宰していた、「グルジリ」という南インド料理のオフ会に参加するようになり、いろいろ頭の中でリンクするものが増え、南インド料理も南インド映画もさらにどんどん好きになりました。

あのプライドが高いラグヴァランが褒めた、ヴィジャイ主演のThirumalaiって?

一部では「インドのアル・パチーノ」とも呼ばれ、スタイリッシュで個性的な演技派などと、演技力で圧倒的な評価を誇っていたラグヴァラン。

2000年代に入ってからも助演で引っ張りだこでタミル映画やテルグ映画に引っ切り無しに出演していた彼ですが、決して演技し甲斐のある映画ばかりではなかったようです。

若手俳優が主演の映画にも、父親役や悪役で頻繁に出演していましたが、役柄が若干ステレオタイプになってきた傾向があり、「このごろ出演した映画でおすすめはありますか?」と尋ねると、生返事ではぐらかされていたような気がします。

2002年始めの頃のインタビューでも、「納得できる役のオファーを待っている」と言い、若手俳優の演技力について暗に認めないような発言もしていました。

ところが、2003年にお会いできたときに、珍しく彼の口から自分の出演映画の話が出たのです。

「今撮影している、【ティルマライ】は、いい映画だよ。ヴィジャイが主演でね」と。

それまでに、ヴィジャイとの共演映画はいくつもある(【Selva】【Love Today】【Naerukku Naer】【Endrendrum Kadhal】【Kannukkul Nilavue】...)にもかかわらず、ラグが「ヴィジャイ」と言うのをほとんど聞いたことがなかったので、意外でした。

それから、ちょうどその時期は、今思えばヴィジャイはスランプで、2000年の大ヒット映画【Kushi】以降、出る映画出る映画が周囲が期待するほどのヒットになっていなくて、小太り。
また、この【ティルマライ】のヒロインは、これまた【Kushi】の頃にタミル映画No.1女優と言われ、その後ヒットに今一歩恵まれず、痩せたり太ったりを繰り返していたジョーディカ。

ラグがおすすめしていて、ラグが出演しているんだからぜひ観たいんだけども、でも主演がこの二人~?
...と実は観るのがメンドクサイ、とも思っていたんですよね。
数作品、ヴィジャイ映画を観ていたけど、正直印象に残ってなかったし。

当時、日本で習っていたインドムービーダンスの先生(ニラ&バラ)も、おススメの俳優は(2003年に大ブレイクした)ヴィクラム!ヴィクラム!と言っていて、ヴィジャイはどーでもいい、という勢い。
(とはいえ、私が彼らから一番最初に習ったレッスンは、ヴィジャイの2002年作品【Youth】から、シムランとのダンスバトルが超絶カッコいい「All Thotta Boopathy」だったんですけどネ。)

●●●

そしてその年の秋、ディーパヴァリのお祭りに合わせて、【Thirumalai】はリリースされました。
同じ日に、2003年はノリに乗っていたヴィクラム+スーリヤ主演の【Pithamagan】も公開。
ヴィジャイ対ヴィクラム対決は、メディアの前予想ではもちろん圧倒的にヴィクラム優勢。

が、公開2~3週間が経った頃から、じわじわと【Thirumalai】が大ヒットになっているという話になってきたのでした!

2003年の暮れに、再びチェンナイに旅行できたので、【Pithamagan】、ダヌシュ主演の【Thiruda Thirudi】、そしてこの【Thirumalai】を観に行くことにしたんです。

(つづく)

10月6日、ご都合つく方はぜひ☆

●むんむん短信
今、【ビートルズと私】というドキュメンタリー映画が六本木で1週間限定で上映中。
観に行きたいんですけど、都合や体調が合わないぃ。
ぜひ大ヒットになって、上映延長か再上映になってくださあい!

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