Alai (アライ) | シンブ トリシヤー ラグヴァラン

Indian Movies / インド映画の話

Alai-2003-poster

Title : Alai (アライ)(波) (2003年 Tamil)
Director : Vikram(ヴィクラム)
Music : Vidyasagar(ヴィディヤーサーガル)
Starring : Silambarasan(シランバラサン), Trisha(トリシヤー)
シランバラサンがヒーローデビューから2年目、【Dham】の大ヒット後に出した作品。ちょうど【Saamy】で大ブレイクしたトリシヤーとの共演ということもあり、話題になった。

制作データ

公開日)2003/09/12
DVD) AYNGARAN(字:英)
悪役)
コメディアン) Vivek
共演) Raghuvaran, Nassar, Nizhalgal Ravi, Saranya, Lavanya, Amritha, Kuralarasan, Kim Sharma,
Story) Vikram
Dialogue) N.Prasannakumar
脚本) Vikram
振付) Raju Sundaram, Dinesh, Prathib, Prasanna
アクション監督) Peter Hain
制作 / 提供) G.V.Prasad
その他スタッフ) 美術:Remiyan, 編集:A.Sriker Prasad, 撮影:S.Moorthy,

挿入歌

♪ Alai Adikuthu (Shankar Mahadevan)
♪ En Ragasiya Kanavukal (Karthik, Sri Vardhini)
♪ Nee Oru Desam (Kay Kay, Sujatha)
♪ Paiya Paiya (Tippu, Madhangi)
♪ Solakattu Bommai (Devan, Shalini)
♪ Thinga Kizhamai (Karthik, Dimmi)

シンブとトリシヤーの二人のダンスが、若者に踊らせるにはちょっとエロい振付が多い。
【マトリックス】をパクッた衣裳などが出てくる。

みどころ

●ヴィヴェークの【Slangai Oli】踊り

あらすじ

アーディ(シランバラサン)は22歳の誕生日を迎えた。
父・ナタラージャン(ラグヴァラン)は息子にバイクをプレゼントした。
さっそくバイクを走らせたアーディだったが、ミーラー(トリシヤー)が運転する車に衝突してしまう。
いい印象ではない出会いだった二人だったが、アーディの友だちアルヴィンドとミーラーの友だち(ラーヴァンヤー)の結婚を取りはからったことなどをきっかけに、お互いを意識するように。

その後、偶然アーディの家の隣に引っ越してきた、ミーラー一家。
ストレートに愛を告げられない二人は、気持ちと裏腹に変な恋の駆け引きを繰り返しつつ、ようやく両想いに。

しかし、アルヴィンドの結婚を手引きしたことが二人の知らないところで波紋を呼び、やがて、二人が結ばれることをあきらめざるをえない事件が起こる…。

コメント

とりたてて悪いところはないけれど、どうも盛り上がらない映画だった気がしました。

この映画と同じ頃に、ヴィジャイの【Thirumalai】が撮影されている。
【Thirumalai】の音楽監督とアクション監督が【Alai】と同じ、ラグヴァランとラーヴァンヤーも両方の映画に似たような役柄で出演しているので、肌触りが少し似ているのだけど…
これだけスタッフが似ているのに、何故こんなに【Thirumalai】と【Alai】の見応え度に差があるんだろう?と思ってしまったのが正直なところ。

1曲目、シンブはダンスマスターのラージュー・スンダラムと冒頭少し一緒に踊っている。
どうせだったら、もっと彼とダンスバトルして欲しいところ。
シンブのダンスは上手いのだけど、映画上の演出がイマイチ印象に残らない。

シンブとトリシヤーは、イマイチ仲睦まじさみたいなものが伝わってこない。
シンブのアクションとスタイルも何か決め手に欠ける。
特別悪いところはないんだけど、全ての面において、何かがちょっとずつ足りない感じ。
観終わっても、何も残らなかった。

ただし、ずっと後まで気になってたのは、ラーヴァンヤーのお顔が、トリシヤーの顔の半分くらいの大きさしかなく、二人が並ぶと、やたらヒロイン・トリシヤーのお顔がデカく見えるのシーンが前半で続くのである。
キャスティングを明らかにミスってると思う…(笑)。

ラグヴァランは、【Thirumalai】と同様に病み上がりでひょろひょろなルックスがお気の毒。
でも渋い素敵なパパ役でした。
彼自身は自分の仕事を忠実にこなしてると思うんだけど、彼がいい仕事をしてるだけじゃ、いい映画は完成しないんだなあ、と思った。

でも、シンブの前2作でのワザとらしい役柄より、今回の役の方がナチュラルで、そんなに悪くないと思うし、シンブのポテンシャルの高さ自体は感じるので、次回作もぜひ観てみたい、と感じましたです。

2004/3/10、DVDで鑑賞。

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