Title : Kaante कांटे (2002年 Hindi 150分)
Director : Sanjay Gupta (サンジャイ・グプタ)
Music : Anand Raj Anand, Lucky Ali, Vishal – Shekhar
Starring : Amitabh Bachchan, Sanjay Dutt, Sunil Shetty, Mahesh Manjrekar, Lucky Ali, Kumar Gaurav
6人の在米インド人による、銀行強盗。完全犯罪を狙ったはずが、仲間のなかで密告があったことに気付き…。
2003年の東京国際映画祭にて、【レザボア・ドッグス】(クエンティン・タランティーノ監督)のインドリメイクとして紹介された、ハードボイルド映画。
Story
少佐(アミターブ・バッチャン)、アッジュー(サンジャイ・ダット)、マック(ラッキー・アリー)、バウンサー(スニール・シェーッティー)、アンディー(クマール・ガウラヴ)、バーリー(マヘーシュ・マンジュレーカル)の在米インド人6人は、ロサンゼルスの刑務所の中で出会う。様々な境遇の中で濡れ衣を着せられ、同じ部屋に拘留された彼らは、銀行強盗を決意し、計画を練る。
いよいよ実行の日が来た。銀行の防犯作動装置を解除させ、6人は大金を手にして颯爽と銀行を出る。しかし、計画は完璧であったはずなのに、外では警察が待ち構えていた。
銃撃戦の中、6人は命からがら、散り散りになって逃げる。
秘密の集合場所に何とか6人は生きて戻ってきた。警察に情報が漏れていたことで、この中に裏切り者がいる…と疑心暗鬼になった6人の仲は険悪に。
誰が密告者なのか。そしてこの険悪な状態の中、6人は金を分配して逃げ延びることができるのか。
むんむん’s コメント
クエンティン・タランティーノ監督の【レザボア・ドッグス】のリメイクと言われ、東京国際映画祭でもそのように紹介しているけれど、制作したサンジャイ・グプタ監督はそれを否定。
昨年末に「大ヒットした」というオールスター映画ながら、あんまり日本に評判が聞こえてこなかったので、ちょっと不思議に思いつつ、映画館に足を運んだのですが。
「音響すごーい。カメラワークもすごーい。(ちょっとくどすぎて目が疲れた。)
ハリウッドっぽいハードボイルドな映画もインドは作れるんだねー。
アミターブ・バッチャン、渋ーい。やっぱ映画は映画館で観なくちゃね!」
↑以上がとりあえずの感想(笑)。
別に悪くはないんだけど、6人の演技もそれぞれ個性的でよかったけど、見た直後、友だちとほとんど感想が出て来なかった。
「やれやれ、3時間長かったね、お疲れー」みたいな。
見てよかったですよ。
決して見て損はしないですよ。
おもしろいシーンもたくさんあったし。
まあ、私はそもそも、人がじゃんじゃん死ぬハードボイルド系はだいたい嫌いなんで。
それからミュージカルは、スタイルばっちりの美女たちの際どい格好による、ストリップ・ショーもどき。
これも別に悪くはないんだけど、こーいうの見せられるんだったら、本場ハリウッド映画【シカゴ】とかを観た方が断然いいよー。
また、アメリカの警察が、5人のインド人を罠にはめて、わざわざ銀行強盗を働かせるように仕向ける必然性が映画の中で感じられなくて、ラストがあまりにも、やるせなかったなあ。
(2003.11.2、東京国際映画祭で鑑賞。2003.11.9記)
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