ヴィジャイ次作【Mersal】、A.R.ラフマーン作曲による1曲がまず公開♪

Indian Movies / インド映画の話
【Mersal】のファーストルック

A.R.ラフマーンが、【Azhagiya Thamizh Mahan】(2007)以来10年ぶりにヴィジャイとタッグを組むことになった、今年の秋ディーパーヴァリ公開予定タミル映画【Mersal】(メルサル)。
牛追い祭(ジャリカットゥ)っぽいスチールと、トランプなスチールの発表後、どんな映画なんだー!と皆をワクワク(やきもき?)させている中、やっとラフマーンの曲が1曲(Aala Poraan Thamizhan)、発表になりました。

ラフマーンがまずツイート。

そして、翌日ヴィジャイのアカウントからも!

Google Indiaからは、ヴィジャイがトレンドになっていることがイラスト付きで!
(このヴィジャイ、かわいいなあ☆)

ということで、発表された公式リリックビデオのyoutubeを貼ります。

うわー、「タミル!」「タミラン(タミル人)!」と連呼する力強さにタヴィル(太鼓)の力強さに、【Azhagiya Thamizh Mahan】の時にも感じられたラフマーンらしい優美さやドラマチックさも見え隠れして、スケール感は増してる気がする。
ビデオに挿入されているスチールも、近年のヴィジャイ映画の中では格段にタミルっぽい。(牛追い祭りはもちろん、ヴィジャイのルンギ姿だったり、シヴァ派の額だったり) 曲名に「タミラン」を入れてる時点で、予想できることだけれど、ヴィジャイはますますタミルのローカルヒーローとしての覚悟を決めて躍進していくんだろうな。
そういうヴィジャイ映画は、「世界にも通用するユニバーサルな映画」とか「インド映画を超越する映画」とか言われるタイプにはならないと思うけど、これこそがタミル映画!の道をますます突き進むのかもしれないね。 でもそれでいいじゃん! そんなヴィジャイワールドを見せてもらえることにいつもシアワセを感じてるよー!

ジャリカットゥ(1月のポンガル祭り週間の中で、マドゥライで盛大に開催される牛追い祭り)といえば、今年始めにジャリカットゥ取りやめと抗議運動で映画界もストライキに入っちゃったり、ずいぶんと騒動になっていて、ヴィジャイの当時公開中だった【Bairavaa】も大ヒット中だったのが煽りを受けてブーム縮小してしまった感があるけれど、ジャリカットゥ開催を支持する、と映画界の中でも早い時期に言及したのがヴィジャイだった。 今回その辺も映画に反映されるのだろうか。 mersalは「stunning」という意味だとネット上では書かれていて、和訳のひとつが「気絶させる」。ジャリカットゥにとてもリンクする言葉ではないの。

【Mersal】のファーストルック

ラフマーンもタミル出身ということで、世界の中のタミルという視点ももちながらもタミルの誇りみたいなのをガチッと表現するトラックになっていると思う。 ラフマーンがタヴィルとか使うタイプの曲や南インド古典音楽をモチーフにして作る曲は、タミルナショナリズムみたいなものがとても感じられて好きだー!(ラジニの【パダヤッパ】1曲目みたいに!!!) 他の曲も期待だー!!!

今まで1曲リリックビデオが発表になったからといって、その曲で映画に期待を高めることはそんなになかったんだけど、今回は結構盛り上がってきたなー。 

オーディオローンチ(サントラ発表の式典)は8月20日にチェンナイで行われるらしい。
いいなあ。 ラフマーンのこの映画へのコメントがとても楽しみだ♪

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