ミュージカル「ムトゥ 愛の冒険」

Indian Movies / インド映画の話

正直な話、直前まで行く気がなかった、ミュージカル「ムトゥ 愛の冒険」。
数日前のあるインド映画サイト(byMiki♪さん)の掲示板で、北海道公演がよかった、という感想の書き込みがあり、気が変わって、突如行く気になりました。

やっぱりさあ、「ムトゥ 愛の冒険」って題名が、よくないよね。
ラジニの便乗商売、っていうのがありありでさあ。
ラジニファンの大多数は同じように、何だろうとは思っても、行く気にならなかったんじゃないかなあ。

でも、逆にその題名だからこそ興味を持つお客さんだっているんだよね。
そして、もしそのミュージカルが、題名の見かけ倒しじゃなく、真剣に作られていてよい出来だったとしたら、題名なんてちっぽけなことにこだわって、よいものを見逃すなんて、その方がつまらないな。

ということで、ケチをつけるなら、お金を払って観てからだ、と券をどうやって買おうかなあと考えてたら、会社の他部署のYさんが、「インドのミュージカルがあるらしいんだけど、行かない?」と、グッドタイミングで誘ってくれた。
(彼女も「ムトゥ」の題名に目を留めて、関心を持ったひとりだ)
うちの部署で以前パダヤッパにも一緒にいったMさんにも声を掛けたら、乗り気になっていたので、3人で、新宿・東京厚生年金会館で当日券を買って「ムトゥ 愛の冒険」を鑑賞しました。

終わった途端、3人とも「すごくよかった!」

ここはこうした方がいいのに、と思うような箇所がいくつかあったのは事実だけど、その欠点を補って余りある、めくるめくダンスシーンの連続!
1時間45分ほどのショーの中で10曲踊ってた。
映画のダンスって、カット割りで魅せたりするじゃないですか。
舞台だと、どうなるんだろう?と思ってましたが、ナマだからこその大迫力でした。
「ティラナ・ティラナ」と、1999年のアルジュンとマニーシャー・コイララーの映画「Mudhalvan」の中の曲[Uppu Karubadu]のヒロイン&ヒーローのダンスなんて、もう圧巻でした。

映画だと、ダンスシーンが気に入ると、映像を手に入れて、後で何度でも見るんですが、舞台はそうはいかない。
1回じゃ見たりないなあ。
…と結果として、次の日も観に行くことになるのでした。

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