Raya Sakurayaで開催の、インド映画会に行ってきました。
2007年のテルグ映画、【ヤマドンガ】 (Yama Donga)です。
南インド映画界の中でもテルグ映画が特に得意とする分野のひとつ・「冥界ファンタジー」で、久々に日本語字幕つきであーこーいうインドならではの娯楽映画を観たかったんだよ!って感じでした。
えんま様(=ヤマ)の地獄のムチを盗んだ(盗んだ=ドンガ)人間と、えんま様の闘いぶり。
モーハンバブさん(←この映画で初めて観ました)が実にかっこいい閻魔様で、こんな閻魔様ならわたしも地獄に落ちたいわあ♪
ってぐらい魅力的。
で、かっこいいのに、人間のNTR Jr.になさけなーい目にさんざんあわされてしまうのが落差があって最高でした。
主役のNTR Jr.、ダンスだけは拝見したことがあったけど、これまた、南インド映画界ならではのスターぶりで、よかったです。
タミル映画でも活躍してる、マムター・モーハンダースとプリヤーマニがヒロインで(でも実は二人とも観たことがなかったんだけど!)、えんま様の奥様役のクシュブー(今年、タミルニューイヤーで来日してた)が、かわいらしくてよかったね。(ずいぶん肥えたな、という気もするけど)
単純におもしろかったです。
人間界を描いた前半がちょっとだらだらしてたけど、冥界と人間界の往復の後半がたいそうテンポがよくて、NTRとNTR Jr.ファンにはたまらないんだろうな~!という仕掛けもされていて、よかったです。
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NTR.Jrのダンスの1曲目の振りが、同じ2007年のヴィジャイの【Azhagiya Thamizh Mahan】の1曲目の振りにかなり似てるところがありました。
(すごく難しそうな脚の使い方なので、他の俳優さんで同じ振りはほとんどみかけたことがない! 【ヤマドンガ】のエンドロールでメイキング映像が流れていたけど、NTR Jr.がその振りを失敗してるシーンもありました。)
今調べてみたら、やっぱり、両作品でダンスマスターが同じだ!(Prem Rakshith氏。Azhagiya Thamizh Mahanではその年に振り付け賞も受賞。)
タミルとテルグって、スタッフが掛け持ちしてることが割とよくあるので、振りとか似ていてもおかしくないんだけど、テルグの若手でダンスNo.1とも言われるNTR Jr.と、タミルの若手のダンスNo.1のヴィジャイで、ダンスマスターはその時期に同じような振りを要求してるんだなあ、というかテルグとタミルで使いまわし(?)してるのがなんか興味ぶかかったです。
(どっちを先に振付けたんだろ?
他の映画でも、NTR Jr.とヴィジャイで振りがかぶってたみたいですが。)
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日本語字幕付けの作業や上映会の準備は、本当に大変だったと思います。
矢萩多聞さん、ありがとうございました。
すばらしい上映会でした!
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