ご機嫌なヴィクラムと、【ジェミニ】の「おうっぽれ~」ポーズを取る私。
2002年のタミル映画No.1ヒットだった、【Gemini】(ジェミニ)。
この映画で苦節?年にして、大ブレイクしたヴィクラムは、2003年も3作品(Dhool, Saamy, Pithamagan)を大ヒットさせ、現在もっとも勢いのある俳優さんです。
ヴィクラムの下積み生活は長く、端役や吹替え声優等、クレジットされないような仕事をたくさんこなしてきました。
プラブデーヴァー(タミル育ちながら、タミル語が母語ではない)の吹替えをしていたのは、結構有名な話です。
また、日本でもファンの多い映画【Kandukondain Kandukondain】(カンドゥコンデーン、カンドゥコンデーン、2000年)で、アッバース(バンガロール出身)の吹替えもヴィクラムだったのは、ご存じでしょうか?
1999年の【Sethu】(セードゥ)でようやく主役として脚光を浴び、今やポスト・ラジニカーントと騒がれるほどになりました。
そんな彼は、いろんな人に評判を聞きましたが、悪い話をほとんど聞きません。それどころか、スターになった今でも奢り昂ぶることなく、とてもいい人らしいです。
さて、2004年1月1日、ヴィクラムの【Dhool】(ドゥール)の公開187日達成記念式典に行くことができました。
3日前(2003年12月29日)に、彼の映画【Pithamagan】(ピターマガン)を観たばかりの私は、その映画での彼のイメージ(コワイ人)が強かったのです。
が、目の当たりにした彼は、誰にでも笑顔を振り撒いていました。長丁場のパーティだったと思うのですが、パーティのホストとして完璧です。疲れもみせずに、彼に近寄る人には誰にでも、ありがとう、とお礼を言って、進んで一緒に写真を撮ったりしていました。
で、私もせっかくなので(?)、【Gemini】で大変有名になった、「おうっぽれ~」(Oh,podu タミル語で、「よろしくぅっ!」といった意味)のポーズをうろ覚えながらしつつ、ヴィクラムにご挨拶しました。
すると、「このコ、おうっぽれポーズができるんだよ!」ととてもうれしそうに周りに叫んで、「よし、一緒にこのポーズで写真を撮ろう!ちゃんとポーズを教えてあげるからネ!」と言ってくれたのです。
で、本当に、こっちの手はこうだよ、とかご本人にアレコレ教えてもらった末に撮ったのが、この写真。
超カンゲキ…。
日本に帰ってから、初めてそのときの彼の表情を写真として確認しましたが、ばっちりウインクして、なんというステキな笑顔。
評判どおりの素晴らしいお方でした。ありがとうございました。
次回作は、【Saamy】(サーミ)のハリ監督と再びタッグを組んだ【Arul】(アルル)です。
楽しみです!
旧MTブログ時代のコメント
むんむん 2004年4月 8日 13:25
【Kandukondain×2】は、チェンナイでアッバースと話したときに、彼自身が教えてくれました。
(ただし、アッバースは現在タミル語がぺらぺらなので、今は吹替えてないみたい。
俳優仲間とも、ずっとタミル語でしゃべってたし。)
プラブデーヴァの方は、ずっとヴィクラムが担当してた、という話を聞いてますが、具体的にどの作品かというのは裏が取れてません。
(ネットだと、そういう情報はあんまり出回ってないし。)
ずっと年下のコたちが、続々と主役デビューして、その人たちの吹替えを長年こなすというのは、気持ちの上で大変だっただろうなあ、と思います。
でも、売れない頃も、周囲に優しい真面目な青年だったらしいです。
(私の知人のだんなさんが昔喫茶店?をしてたときに、ヴィクラムはそこの常連さんだったそうです。)
でも、売れてる俳優さんも、他の人の吹替えをしたりするので、吹替えをしてるからといって、俳優としてのランクが落ちるというわけじゃなさそうですけどね…。
ととひろ 2004年4月 8日 00:45
こんにちは。
最近なにげにヴィクラムファンのととひろです。
うらやましいなあ。むんむんさんの行動力にはいつも感心させられます。
Kandukonndain×2のアッバスの吹き替え、気づきませんでした。
見かけの割に高めでマイルドな声なんですよね。
プラブデーヴァの「Minsara Kanavu」なんかもそうなのかな?
ちなみに「Saamy」鑑賞中です。(まだ20分くらい)
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