第2回・第3回「インド文化クロストーク」(2/10&3/10)開催

第2回・第3回「インド文化クロストーク」(2/10&3/10)開催

昨年秋に行われたオンラインイベント「インド文化クロストーク」、第2弾が開催されます。

インド古典音楽を知ったら、インド映画鑑賞はもっと楽しい。
あの映画にもこの映画にも!古典音楽のモチーフがちりばめられています。

ラーガやターラっていうととっつきにくいかもしれませんが、このトークイベントを通して、映画を彩る南インド古典音楽(カルナータカ音楽)の世界をちょっと覗いてみませんか?

こんな方におすすめです。

✔インド映画はよく見るが古典音楽のことはほとんど知らない
✔「サリガマ」という言葉は聞いたことがあるかも
✔ラーガやターラという言葉は聞いたことがあるかも
✔テルグやタミルの文化をもっと知りたい

「インド映画の中の古典音楽」

第2回(タミル編)2月10日(水)20:15~22:00
第3回(テルグ編)3月10日(水)20:15~22:00 

登壇者:
第2回 小尾 淳(南インド芸能研究家)
第3回 山田 桂子(テルグ文化研究家)

司会進行:稲垣 紀子(南インド料理店なんどり) 
ゲスト:入野 智江(南インド打楽器奏者/インド古典劇演者/東京楽竹団)

★オンライン開催(Zoom使用)

参加申込みは、↓コチラ↓ から。

前回は、【Sarvam Thaala Mayam】の世界を中心に話が展開し、インドからラージーヴ・メーナン監督の飛び入り出演までありました。(オンラインイベントって、すごい)

今回は、【Sarvam Thaala Mayam】の話から発展して、インド映画に出てくるインド古典音楽、がトピックだそうです。
私は司会進行役でお手伝いします。
小尾さんの話を、タミル映画ファンの立場から補足する、という感じでしょうか。

近年、タミル映画の音楽ではサントーシュ・ナラヤナン旋風がおこっていますね。【Kabali】【Kaala】【僕の名はパリエルム・ペルマール】などなど。
先日、小尾さんとも話していましたが、彼の音楽はラップやファンク調が多く、超カッコいいんですけど、逆にいうとカルナータカ音楽の要素がものすごく小さいです。そんな彼の音楽が見事にハマっている上記の映画は、「不可触民(ダリット)」や「社会の底辺にいる」とされている人々に焦点があてられています。
基本的にハイカースト(バラモン中心)な人々が親しむインド古典音楽・カルナータカ音楽の要素が薄い方が、こういった映画の場合はしっくりくるのかもな、という気がしました。
上記のようなテーマの映画が商業映画界に続々登場してきているのは近年の流れであって、今後、インド古典音楽の要素がインド映画から減っていくのかもしれません。

一方で、たとえばヴィジャイ映画だったら、その底辺の人々の社会的地位の向上や自己肯定感の大切さを説く一方で、高位の人々の文化を否定したりするのではなく、「われわれはタミル人だ」として、今までのタミル文化を大切にしたり、古典舞踊とストリートダンス(クーットゥ)を融合させるような試みを長年行ってきているわけです。

先日公開された、【Master】の1曲目でも、それを確信しました。

なので、私の私見ですけど、古典音楽の要素が減っていくとはいっても、タミル人がタミルの心を大事にしてタミル映画を観る限り、南インド映画から無くなってしまうことはきっと、ないんじゃないかなと思います。

(そういう背景の中で、敢えて【Sarvam Thaala Mayam】という、主人公がインド古典音楽に没頭する映画も出てくることですし。)

インド古典音楽がガチに出てくる南インド映画、というのは実はそんなにありません。というか稀です。
映画になる以上、何かしらフィルミーなフィルタを通しているというか。
でも、古典音楽の理論など、すこーしでもかじってみると、こんな現代ものな映画でもそういう古典のモチーフを差し込んできたりするんだ!とか面白い発見があったりします。
古典と現代ものの音の融合も、気付くと時に興奮しちゃいます!

CG使いまくりのハイパーな【ロボット】でも、随所にそんな音やリズムが聞こえてきて、ラフマーンすげー!と思いましたよね。
【パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ】の2曲目で、ラジニがラムヤ・クリシュナンに向かって「タカディミタカジュン」とか「タキタタカディミ」とか竹が何とか、って言いまくってるけど何だそりゃ、とインド映画ファンになりはじめの当時思っていました。ところが数年後に自分がバラタナティヤムを習って、それはカルナータカ音楽のショルカットってやつだったことを知った時の興奮。

「あなたがナーダスワラムなら、私はその管を通る吐息になる」とシュリーヤー・サランがヴィジャイのことを歌い、「ヴァラヤパッティのタヴィルのように、君は僕を魅了する」とヴィジャイが歌う曲で、インド古典音楽の楽器としても民俗音楽の楽器としても親しまれているナーダスワラムとタヴィルの音が響き渡っていて心地よかったこと。

ヴィジャイがあんなにスピード感あふれる中で踊っているいかにも現代的な曲に、突然ナーダスワラムが登場してきて、一瞬ストレンジ感があったもののグルーブ感にしびれたこと。

当日は、そういうところの面白さを知る、橋渡しみたいなお手伝いができたら幸いです。
まあ、私が例に出すのはきっと、ラジニカーントやヴィジャイの映画からが中心になってしまうんですけどね(笑)
タミル映画では、ナーダスワラム(トランペットみたいなやつ)、タヴィル(両面太鼓)、ウルミ(こすって音を出す太鼓)、この3つを知っていると興奮度がどんどん高くなるので、とにかくまずそれを皆さんに知ってほしい、とも思っています。

映画で古典音楽に少しでも親しめてきたら、機会があればぜひインド古典音楽の公演やイベントなども、触れてみてください。

2月は小尾淳先生のお話、
3月は、なんどりのイベントでも何度もお世話になっている、山田桂子先生のお話が聞けます。バーフバリの話もあるかもしれませんが、日本で初めて日本語字幕をつけて日本で上映されたテルグ映画【シャンカラーバラナム 魅惑のメロディ】についていろいろ聞けそうです。インド映画芸道物の最高峰とも言われるほどの名作にまつわるお話、ワクワクです。

週末でいろいろ準備しなくっちゃ♪
楽しみです。

お申込みは、↓コチラ↓ で。

みなさまのご参加、お待ちしております☆

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